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『レオン』から20年!ナタリー・ポートマン、渾身作『ジェーン』への思い

アカデミー女優のナタリー・ポートマンが製作・主演を務め、運命に翻弄されながらも家族のために生きる、勇気ある女性の姿を描き出す『ジェーン』。本作のみならず、巨匠テレンス・マリック監督『聖杯たちの騎士』

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ナタリー・ポートマン『ジェーン』(C)2015 SP JGAG, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
ナタリー・ポートマン『ジェーン』(C)2015 SP JGAG, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. 全 7 枚
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アカデミー女優のナタリー・ポートマンが製作・主演を務め、運命に翻弄されながらも家族のために生きる、勇気ある女性の姿を描き出す『ジェーン』。「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」のイメージモデルとしても活躍し、プライベートでは第2子を妊娠中と、躍進を続ける彼女に注目した。

雄大な西部の大地を舞台に、瀕死の夫と愛する娘を守るため、銃を手に取る女性・ジェーンの姿を描き出す本作。彼女を追い詰める敵役には、本人と分からぬほどの怪演で批評家を唸らせたユアン・マクレガー。絶体絶命のジェーンに救いの手を差し伸べる、かつての恋人役には『ザ・ギフト』『ブラック・スキャンダル』のジョエル・エドガートンが扮している。

映画『レオン』の、ジャン・レノ扮する殺し屋と出会う少女マチルダ役で鮮烈なデビューを飾ってから20年。『スター・ウォーズ』など人気シリーズにも出演し、『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞するなど、ハリウッドを牽引するトップ女優として走り続けてきたナタリー・ポートマン。

本作のみならず、12月には巨匠テレンス・マリック監督『聖杯たちの騎士』も控え、ジャクリーン・ケネディを演じた最新作『Jackie』(原題)が早くも高い評価を獲得。現在、第2子を妊娠中の彼女は、先日、リリー・ローズ・デップと姉妹役を演じた『Planetarium』(原題)がプレミア上映されたヴェネチア国際映画祭のレッドカーペットにマタニティ姿で登場し、世界中のメディアの話題をさらったことも記憶に新しい。また、以前よりイメージモデルを務める「ディオール」では、新作の真っ赤な口紅をまとったセクシーなCMが日本だけでなく世界中を虜にし、その人気はいまもなおとどまることを知らない。

子役の時代から世界中に愛され、現在は1人の母親となったナタリーが、ハリウッドにおける優秀脚本“ブラックリスト”選出の脚本を読み、ほれ込んだという本作は、西部の時代に翻弄されながらも、自らの意思で人生を切り開いていく女性の物語。ナタリーは、自身の役について「ジェーンが多くのことに向き合い、自分自身の強さを見出していく過程がとても気に入ったの」と語り、また「ジェーンのプロセスは私のプロセスでもあったのよ。それは、いかにして自分の立場を築き、困難な時期に立ち向かい、“崩れ落ちないようにするか”を学ぶ点で、(私自身と役柄が)同時に進行していくような感覚だった」と、強い女性を演じるうえでの役へのアプローチを明かす。

さらに、ジェーンのかつての恋人のダン・フロストを演じたジョエルも、「ジェーンは実にタフな女性にならなくてはならない。ナタリーには優しいところがあるけれど、彼女の中に本当の強さへのスイッチがあることも分かる。彼女はもろさとともに、鋼のような強さを持ち合わせている。あの強さは内面からやってくるんだ」と大絶賛、「さらに興味深いのは、ナタリーがスクリーンで演じる役柄の中にもその強さを垣間見ることができるんだ」と、母親になった現在のナタリーだからこそにじみ出る、女性としての強さにコメントを寄せている。

今回、出演だけでなく、プロデュースも買って出た理由は「結婚&出産を経たいま、本当に描きたかった愛の形がそこにあったから」とも語っているナタリー。母になったナタリーだからこそ説得力を持って演じることができた、新たな代表作に注目だ。

『ジェーン』は10月22日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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