【予告編】この結婚を法が裁くのか…!? 『ラビング 愛という名前のふたり』
コリン・ファースがプロデューサーを務める『ラビング 愛という名前のふたり』。“愛”(LOVING)という姓を持つ夫婦役を演じ
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大工のリチャード・ラビングは、恋人のミルドレッドから妊娠したと告げられ、大喜びで結婚を申し込む。時は1958年、バージニア州では異人種間の結婚は法律で禁止されていた。だが、子どものころに出会って育んだ友情が、愛情へと変わっていったリチャードとミルドレッドにとって、別れるなどあり得ないこと。2人は法律で許されるワシントンDCで結婚し、地元に新居を構えて暮らし始めるが、夜中に突然現れた保安官に逮捕されてしまう…。
異人種間の結婚は違法だった時代に結ばれた、ラビング夫妻の実話を元に映画化した本作。その実話に心動かされ、プロデューサーを務めたのは、『英国王のスピーチ』のオスカー俳優コリン・ファースだ。
届いた予告編では、愛し合って結婚したラビング夫妻の新居に、夜中に突然保安官が押し入り、収監される場面が描かれる。2人は、離婚か、あるいは生まれ故郷を捨てるか、二つに一つの選択を迫られる。やがて、妻のミルドレッドは、J・F・ケネディ大統領の弟であるロバート・ケネディ司法長官に1通の手紙を書く。愛する夫のリチャードと生まれ故郷で夫婦として暮らしたいと…。
口下手で不器用だが、その優しさと誠実さで妻を愛し守り続けるリチャードを演じるのは、『ブラック・スキャンダル』『ザ・ギフト』のジョエル・エドガートン。普段は控えめで物静かだが、子どもたちのためなら思わぬ行動力を示すミルドレッドには、「エージェント・オブ・シールド」『ワールド・ウォーZ』のルース・ネッガ。国と国、人と人の間で、互いへの思いやりや多様性を認める寛容さが失われつつあるこの時代に、ラビング夫妻を演じることに重大な使命と責任を感じたエドガートンとネッガは、夫妻の資料を丹念にリサーチし、彼らの思い出の場所を訪ね、外見はもちろん内面にも深くコミット。そうして生まれたのが、言葉に頼らず、いつも見つめ合い、触れ合い、大事なときにはしっかりと手を握り合って想いを確かめ合う2人の愛の姿だった。
その慎ましくも美しい姿を、丁寧に慈しむようにスクリーンに焼きつけたのは、期待の気鋭監督ジェフ・ニコルズ。マシュー・マコノヒーが主演を務めた前作『MUD ーマッドー』に続き、本作もカンヌ国際映画祭に正式出品され、高い評価を得た。続くトロント国際映画祭でも絶賛されており、アカデミー賞候補の有力作となっている。
実力派俳優と新鋭監督が入魂のコラボレーションで贈るラブストーリーを、まずはここから確かめてみて。
『ラビング 愛という名前のふたり』は2017年3月3日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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