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菅田将暉、“鬼ちゃん”から『溺れるナイフ』まで疾走の1年!坂口健太郎らも躍進

菅田将暉は2016年、最も忙しい若手俳優の1人だった。出演映画は9本、もちろんいずれも主演クラス。連ドラは「ラヴソング」「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」と話題を呼んだ2作に参加。CMも、“鬼ちゃん”

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菅田将暉&坂口健太郎&竹内涼真&野村周平 全 17 枚
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菅田将暉は2016年、最も忙しい若手俳優の1人だった。出演映画は9本、もちろんいずれも主演クラス。連ドラは「ラヴソング」「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」と話題を呼んだ2作に参加。CMも、“鬼ちゃん”としてau「三太郎」シリーズに多数出演したほか、「グランブルーファンタジー」「ファンタ」「メンズビオレ」など7本に出演。“その顔を見ない日はない”超売れっ子俳優となった。

また、新たな胸キュン男子の名をほしいままにするかと思えば、朝ドラ「とと姉ちゃん」で全世代にファンを広げた坂口健太郎、『ちはやふる』や『ミュージアム』などで演技の幅を見せた野村周平、予想どおり2016年随一のブレイク男子となった竹内涼真らも、文字どおりこの1年を駆け抜けた1年となった。

■菅田将暉の2017年は“戦国イケメン”&シンガー&声優!?

菅田さんの大躍進は、2013年『共喰い』で注目を浴び、『そこのみにて光輝く』『海月姫』などで、演者としてさらにひと皮むけたことから始まった。加えて、au「三太郎」CMの“鬼ちゃん”は彼をお茶の間にも知らしめ、一見チャラいが、飾らず正直で子だくさんという設定も「気持ちのいい人だなぁ」という空気感が伝わり、人気を呼んだ。ユーモアを愛する関西人でありつつ、福田雄一監督が「情熱大陸」で迫ったように“洋服づくり”にハマるなど、ストイックで凝り性な面もまた、放ち続ける色気とのいいギャップを生み出している。

髪型や髪色の変化から、さまざまな役柄に挑んでいることは伝わってきたが、2016年の出演映画は1月の『ピンクとグレー』に始まり、3月の『星が丘ワンダーランド』『暗殺教室~卒業編~』、5月の『ディストラクション・ベイビーズ』、6月の『二重生活』、7月の『セトウツミ』、10月の『何者』『デスノート Light up the NEW world』、そして11月の『溺れるナイフ』といずれも話題作ばかり。

特に、革新作といえる『ピンクとグレー』での前半と後半の豹変ぶり、『ディストラクション・ベイビーズ』の想像の上をいくサイテーな小心者ぶりは“事件”ですらあった。かと思えば、『セトウツミ』では池松壮亮と男子高校生に扮し、ユルくて深い青春会話劇で笑って泣かせてくれた。池松さんと東出昌大と挑んだ『デスノート Light up the NEW world』、佐藤健を主演に有村架純、二階堂ふみ、岡田将生、山田孝之と共演した『何者』と、日本を代表する若手実力派たちとがっつり組んだ作品でも存在感を発揮してみせた。

『溺れるナイフ』では小松菜奈とともに、鋭く、煌めいた青春の刹那のラブストーリーを体現。神主一族の跡取りを熱演した菅田さんは、華奢な体つきではあるものの、決して芯は細くないことを感じさせる姿だった。意外にも恋愛映画は初主演だったが、“壁ドン”や“顎クイ”などはなく、“顔ベロォ”や“ツバ吐き”がある(!)という、いわゆる“胸キュン”映画とは一線を画すものに。また、ドラマ「地味にスゴイ!」のラストでも、菅田さん演じる幸人と石原さとみ演じる悦子が、自分とお互いのために選んだ答えが好感を持って受け入れられている。いずれも、真摯に役に向き合った菅田さんの好演が光っていた。

そして1月28日(土)からは、すでにその歌声が話題となっている松坂桃李とW主演の映画『キセキ ーあの日ソビトー』が公開。横浜流星、成田凌、杉野遥亮と劇中で結成した「グリーンボーイズ」としてCDデビューも果たす。auのCMでもサッカー日本代表応援ソング「見たこともない景色」を熱唱しているが、2017年は若手実力派俳優としてだけでなく、“歌手・菅田将暉”も話題となるかも。

また、ついに大河ドラマにも名を連ねることになる菅田さん。柴崎コウ主演「おんな城主 直虎」で、戦国の“イケメン”といわれた虎松/井伊直政を演じるというだけに期待は高まる。「まさかでしょ?」と目を疑った実写版『銀魂』も、先日の“そっくり”ビジュアルや解禁映像を見るかぎり、(ほっと胸をなでおろしつつ)期待値は上がるばかり。コメディ部分の要となる、菅田さんが演じる“新八”のツッコミは楽しみだ。

そのほか、故・寺山修司原作の『あゝ、荒野』では韓国の鬼才ヤン・イクチュンとともにボクサー役に挑み、さらに岩井俊二の初期作で根強い支持を集める「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のアニメ化にて声優にも初挑戦。監督は『バクマン。』の大根仁、共演には広瀬すず、宮野真守と鉄壁の布陣だ。菅田さんの快進撃と挑戦は、2017年も続いていく!

■映画界のネクスト世代ー坂口健太郎&竹内涼真&野村周平

月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」から始まった坂口さんの2016年。火10ドラマ「重版出来!」に続いて、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のヒロイン・常子(高畑充希)の相手役でさらに人気を集めた。「とと姉ちゃん」で演じた星野武蔵は、植物を愛する真面目で不器用な姿が多くの朝ドラファンをキュンとさせ、“葉っぱのあんちゃん”として親しまれることに。その一方、『64 -ロクヨン-』では警察署付きの記者というこれまでにない硬派な役柄、スペシャルドラマ「模倣犯」では初の悪役を務めて話題となった。

2017年は、坂口さん演じる“一途男子”・長谷川陸が、事故に遭った恋人(miwa)を救うため、すべてを投げ打ちタイムリープを繰り返すラブストーリー『君と100回目の恋』(2月4日公開)が控えている。また、ドラマ「東京タラレバ娘」での、吉高由里子演じる30歳独身のヒロインと関わる金髪のイケメンモデル役という、これまでありそうでなかった役柄にも注目だ。

ドラマ「下町ロケット」(’15)で一躍脚光を浴びた竹内さんは、その勢いのまま2016年へ。「臨床犯罪学者 火村英生の推理」「時をかける少女」「THE LAST COP/ラストコップ」など人気ドラマへの出演が途切れることなく、まさしくブレイクを遂げた。自身は大学のスポーツ推薦を得るほどのサッカー選手だったが、土屋太鳳と共演した『青空エール』の甲子園を目指す野球部員の、まっすぐで熱い姿は彼のキャラクターにもマッチ、多くの涙を誘ったことも記憶に新しい。GWには、唐沢寿明&窪田正孝とともに「THE LAST COP/ラストコップ」の映画化(5月3日公開)に挑む。

野村さんの2016年は、『ライチ☆光クラブ』では変貌した“光クラブ”を憂うリーダー、『ちはやふる』では競技かるたチームのエース、『森山中教習所』では超マイペースな大学生と、タイプのまったく異なるキャラクターが続いた。小栗旬と刑事役でコンビを演じる現在公開中の『ミュージアム』では、衝撃の最期を迎えることでも話題沸騰。また、ブレイクのきっかけの1つとなった「恋仲」から1年ぶりに、月9ドラマ「好きな人がいること」に参加した。桐谷美玲、山崎賢人、三浦翔平ら最旬キャストが勢ぞろいする中、野村さんは女子にやさしくお調子者、BMXを華麗に乗りこなす三男という、最も“素”に近い(!?)役柄で人気に。中国語が堪能なだけに台湾での同作スピンオフにも主演し、大活躍を見せた。

そんな野村さんや竹内さんも出演する、菅田さんの主演作『帝一の國』には、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大など注目俳優&ネクストブレイク候補が顔を揃える。やはり、イケメンの豪華競演は見逃すわけにはいかない。

《シネマカフェ編集部》

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