新進気鋭“二宮健”監督最新作公開へ!有村架純は「胸が苦しくなった」
日本映画界に新しい風を吹かせた『SLUM-POLIS』を作り出した若手監督・二宮健が手掛ける約1年ぶりの最新作『MATSUMOTO TRIBE』が、4月15日(土)より新宿武蔵野館にて期間限定公開されることが決定した。
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無名の俳優・松本ファイター。自分の芝居力を世の中に伝えたいと、松永大司監督(『トイレのピエタ』)の新作のオーディションに無理矢理参加することになったのだが、待ち受けていたのは、松本ファイターが思い描いていた賞賛の声ではなく、夢に破れるよりもつらい現実だった――。
リアルとフィクションが交差するとき、“世界”は芝居という固定概念を覆し始める。そして迎える衝撃のラスト18分…人間の心の丸裸な姿を、あなたは目撃する。
大学時代に製作した近未来SFアクション映画『SLUM-POLIS』が全国の映画祭で話題となり、若手監督の中でも抜きん出た評価を受けた二宮監督。本作は、松本ファイターという無名の俳優を通して、演出とはどういうことなのかを追求した作品。劇中に仕掛けられたいくつもの罠によって、人間の深層心理が暴かれていく中、観客は松本ファイターと共に、“嘘”が“現実”を超えていく想像を絶するラストに到達する。前作とは全く違う世界観で再び日本映画界に挑戦を叩きつける1本だ。
本作は、昨年の大晦日、監督が主催する上映イベント「SHINPA vol.4」にてシークレット上映され、早くも映画界で話題に。二宮監督は「本当に説明の難しい映画を作ってしまいました」「ジャンルすら特定できない程、様々な要素を内包してしまったこの作品の中で、観た人それぞれが、どこを切り取って何を語るのか、いまからワクワクしています」と公開が待ち遠しいとコメントを寄せた。
ヒロインには、月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」に出演した新人女優・松本穂香、そして松永監督、菊池健雄監督(『ディアーディアー』)、小林達夫監督(『合葬』)が、それぞれ本人役でしかも重要な役どころを演じているのも本作の注目どころだ。
松本さんは「最後にはフィクションかリアルかなんてどちらでもよくなってしまう、そういう世界観に自分がいるのは不思議な感覚でした。改めて、映画という世界はすごいものだと感じさせられました」とコメント。菊池監督は「これは色んな意味で問題作! 自分もいままでの人生の中で、一番緊張しながら観た作品です。正直、観て欲しいような、観て欲しくないような…。でもいまからどんな反響が起こるのか楽しみです!」と期待を寄せている。
またいち早く本作を観た著名人たちからもコメントが到着。「この映画を観て、私は胸が苦しくなりました。いままでの悔しさを思い出して、苦しくなりました」(女優・有村架純)、「始まって5分で脳内に埋め尽くされる(?)でも気づいたら最後まで(しかも前のめりで)観ちゃった、観れちゃった! すっごく面白い!!」(女優・徳永えり)と思い思いに語っている。
『MATSUMOTO TRIBE』は4月15日(土)~21日(金)、新宿武蔵野館にて1週間限定レイトショー公開。
《シネマカフェ編集部》
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