■『沈黙-サイレンス-』

17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎。日本で捕えられ棄教したとされる高名な宣教師フェレイラを追い、弟子のロドリゴとガルペは日本人キチジローの手引きでマカオから長崎へと潜入する。日本にたどりついた彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、その中で弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。それも束の間、幕府の取締りは厳しさを増し、キチジローの裏切りにより遂にロドリゴらも囚われの身に。次々と犠牲になる人々。守るべきは大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。追い詰められた彼の決断とは?
戦後日本文学の最高峰とも称される遠藤周作の「沈黙」(新潮文庫)を原作にした、『ヒューゴの不思議な発明』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などいまなお名作を生み出し続ける巨匠マーティン・スコセッシ監督の作品。キャストには主演のアンドリュー・ガーフィールドやリーアム・ニーソン、日本からは浅野忠信やハリウッド初進出の窪塚洋介など、日米の豪華俳優陣が肩を並べる大注目の作品。
『沈黙-サイレンス-』は1月21日(土)より全国にて公開。
■『新宿スワンII』

スカウト会社・新宿バーストのエース格となった白鳥龍彦は、勢力拡大を目論む社長・山城の命により、幹部の関玄介と共に横浜へと送り込まれる。しかしそこは、タキと呼ばれる男か?支配する難攻不落の王国だった。早々に手荒い洗礼を受ける龍彦たち。警察やヤクザとも裏取引をするタキの謀略によって窮地に陥った新宿バーストは、龍彦を破門することで事態を回避しようとするが…。
『愛のむきだし』や、『ラブ&ピース』などバイオレンスからラブストーリーまで独特の世界観で常に観客に新鮮な印象を与え続ける鬼才・園子温監督と昨年の『怒り』で体当たりの演技を披露した綾野さん主演の『新宿スワン』。その待望の続編が公開される。広瀬アリスがキャバ嬢、浅野忠信が宿敵になるなど、豪華な顔ぶれとなっている。
『新宿スワンII』は1月21日(土)より全国にて公開。
■『マギーズ・プラン -幸せのあとしまつ-』

NYの大学で働くマギーは、文化人類学者・ジョンと出会い、恋に落ちる。家庭を顧みない彼の妻に疲れ果てたジョンは離婚を決意、自分の小説を好きだと言ってくれるマギーと再婚する。数年後――娘も授かり幸せに見えた2人だが、仕事も辞め小説家の夢を追い続けるジョンとの結婚生活に不安を感じるマギー。一方、忙しいジョーゼットの子どもたちの面倒を見るうち彼女とも親しくなり、彼女が“鬼嫁”ではなく知的で魅力的で、いまでもジョンを深く愛していると気づく。ジョンはジョーゼットと一緒にいた方が、きっと幸せになれる…そう思ったマギーは“夫を前妻に返す”という、とんでもない計画を思いつく――。
『フランシス・ハ』で一躍インディペンデント映画の女王になったグレタ・ガーウィグと、『ビフォア』3部作や、『6才のボクが、大人になるまで。』など常に役と真剣に向き合い続けるイーサン・ホークが共演する話題作。NYを舞台にしたオシャレで個性的な人間ドラマは是非チェックしてみて。
『マギーズ・プラン -幸せのあとしまつ-』は1月21日(土)より全国にて公開。