本年度カンヌでW受賞!イランの名匠の最新作『セールスマン』、6月公開へ
「第69回カンヌ国際映画祭」にて脚本賞と主演男優賞をW受賞し、アカデミー賞外国語映画賞の最有力候補作とされるイランの名匠アスガー・ファルハディ監督の最新作が…
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作家アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台に出演中のある夫婦。夫は教師をしながら、小さなの劇団で妻とともに俳優としても活動している。ある日、引っ越ししたばかりの自宅で、夫の留守中に妻が何者かに襲われ、2人の穏やかだった生活は一変する。事件を表沙汰にしたくない、と警察への通報を拒否する妻の態度に納得できない夫は、自分自身で決着をつけるべく、ひそかに犯人捜しを続ける。舞台の上と現実の犯人探し、夫婦の感情のずれがスリリングに絡み合い、やがて物語は思わぬ展開に…。
『別離』でアカデミー賞外国語映画賞のみならず、ベルリン国際映画祭で史上初の金熊賞(最高賞)、銀熊賞(男優賞/女優賞)の主要3部門を受賞、続く『ある過去の行方』ではカンヌ国際映画祭にてベレニス・ベジョに主演女優賞をもたらしたイランの名匠アスガー・ファルハディ監督の最新作。
イラン国内では約10人に1人が観たことになる60万人動員の大ヒットを記録し、本年度カンヌ国際映画祭での脚本賞&主演男優賞をW受賞。2016年ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞外国語映画賞を受賞し、第74回ゴールデン・グローブ賞にもノミネート、第89回アカデミー賞外国語映画賞のイラン代表作品にも選出されており、本日24日(火)夜に発表される同ノミネーションにおいても最有力候補とうわさされている。
緻密な脚本と繊細な演出により、夫と妻のスリリングな心理描写とともに事件の真相を紡いでゆく本作。ファルハディ監督の手腕が光る、新たな傑作を楽しみにしていて。
『セールスマン』は6月、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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