ジェームズ・キャメロン、アカデミー賞の実情を語る
ジェームズ・キャメロン(62)はアカデミー賞が大作映画に対して否定的な意見を持っていると感じるそうだ。
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数々の大作映画を生み出し、『タイタニック』ではアカデミー賞を受賞しているキャメロンだが、アカデミー賞の会員にはある種の偏りがあると語っている。
「アカデミー賞の歴史上、一般的に人気だった映画が高い評価を得たことは何度かあるけど、だいたいの年だとアカデミーは『無知な人々に見るべき最高作を伝えるのが我々洗練されたグループの義務だ』という姿勢で、世間がお金を払って見に行きたい映画には賞を与えず、『分かるよ、これが好きだと思うんだろ。でも気に入るべき作品はこれなんだ』って伝えるんだよ」「アカデミー会員側がそれを義務だと捉える限り、大作に高い評価は期待しないね。良いショーとその義務を果たすことを予想して、自分の評価を嘆くなってことさ」。
『タイタニック』では作品賞、監督賞、編集賞を受賞しているキャメロンだが、それが例外だったと「The Daily Beast」に続ける。「『タイタニック』は例外だったよ。それより前とか後に出た映画より優れた作品だったとは言わないし、その年が普段より良い年だったというつもりもないけど、興行成績も上げたしノミネートもたくさん受けた作品だったということさ」。
そんな『タイタニック』のような例が今後増えていくか、キャメロンは興味を持って見守っているようだ。
(C) BANG Media International
《シネマカフェ編集部》
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