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“恋愛の神様”北川悦吏子、初の朝ドラ脚本に挑戦!「半分、青い。」18年前期

2月22日(水)NHK放送センターにて、平成30年前期の連続テレビ小説の作品・脚本家発表が行われた。第98作目のタイトルは「半分、青い。」、脚本は北川悦吏子が担当する。

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平成30年前期の連続テレビ小説の作品・脚本家発表
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2月22日(水)NHK放送センターにて、平成30年前期の連続テレビ小説の作品・脚本家発表が行われた。第98作目のタイトルは「半分、青い。」、脚本は北川悦吏子が担当する。ヒロインの台詞から取られたという印象的なタイトルは、90年代~00年代にかけて「あすなろ白書」、「ビューティフルライフ」など、数々の大ヒットドラマを生み出した、通称“恋愛の神様”と呼ばれる北川さんが名付けた。

大阪万博の翌年、1971年。岐阜県東濃地方のとある町の小さな食道に、鈴愛(すずめ)という女の子が生まれた。元気な子だったが、小学生のとき、病気で方耳を失聴してしまう。そんな彼女を励ましたのは、両親と同じ日に同じ病院で生まれた幼馴染の男の子だった。高校卒業後、持ち前のユニークな感性を生かして少女漫画家を目指し、鈴愛はバブル真っ只中の東京に出る。やがて結婚してひとり娘を授かるも、離婚。シングルマザーとして故郷に戻った鈴愛は、思わぬ転機を迎えることになる。

北川さんは1989年、ドラマ「月曜 女のサスペンス」の一篇「赤い殺意の館」で脚本家デビューを飾った。その後、安田成美と中森明菜のW主演で女の友情を描いた「素顔のままで」、大学生の男女の恋愛模様の「あすなろ白書」、山口智子と木村拓哉の年の差恋愛で社会現象を巻き起こした「ロングバケーション」など90年代を席巻。脚本以外では近年、映画監督としても活動し、『ハルフウェイ』、『新しい靴を買わなくちゃ』など、マルチな才能を見せ、満を持してのNHK連続テレビ小説への挑戦となる。

「半分、青い。」というタイトルについて、北川さんは「私はタイトルから浮かんだ物語を作ることが多々あって、今回もそうです。片方の耳が聞こえない女の子の話で、雨の日に傘をさすと、左側は聞こえないので、右側しか雨が降らないと。傘を閉じたときに、ヒロインが半分、青いと言ったら素敵だと思いました」と、目を輝かせて説明した。そして、自身も方耳を失聴したことがあると明かし、「不謹慎かもしれませんが、考え方によってはロマンチックなエピソードが思い浮かべやすく、創作魂みたいなものに火がついたのが、とっかかりです」と、北川ワールドへの期待がかかる言葉を残した。

ベテランの脚本家人生の中で、初挑戦となる連続テレビ小説。長く原稿を書くことについて、北川さんは「4~5年前ですけど、企画を思いついたときに、朝ドラで書かせてもらえないかと思いました。自分の人生を生き直す気持ちで書いています。自分が経験してきたこと、感じたことをぎゅっと凝縮して、ドラマの中に光るようにリアルなものが流し込んでいけたらと、熱を持って書いています」と、自分が生んだ鈴愛というキャラクターにすでに愛着が湧いている様子だった。

平成30(2018年)度前期 連続テレビ小説 「半分、青い。」は2018年4月2日(月)~2018年9月29日(土)全156回放送予定。

《シネマカフェ編集部》

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