主演女優賞を受賞したエマ・ストーン(『ラ・ラ・ランド』)は「ジバンシイ(GIVENCHY)」のオートクチュール。トップはビーズの刺繍、裾はフリンジのレイヤーというゴージャスなゴールドのドレスは、オスカー像を思わせるシルエットだった。きれいなダウンスタイルの髪に、「ティファニー(TIFFANY)」のダイアモンドのイヤリングというシックなスタイルだ。

プレゼンターを務めたダコタ・ジョンソンも、クラシックな女優を思わせる「グッチ(GUCCI)」のゴールドのドレス。ハイネックに「カルティエ(Cartier)」のヴィンテージのネックレスを合わせた。

今年のトレンドの1つはハイネックにロングスリーブのドレス。主演女優賞候補のイザベル・ユペール(『Elle』原題)の「アルマーニ・プリヴェ(ARMANI PRIVR)」、同賞候補のルース・ネッガ(『ラビング 愛という名前のふたり』)の「ヴァレンティノ(Valentino)」などがこのスタイル。今年の賞シーズン中、レッドカーペット・ファッションでも注目されたルースはレースをあしらった鮮やかなレッドのドレスの胸元に青いリボンをつけていたが、これは「アメリカ自由人権協会(ACLU)」支援を表明するもの。長いケープが印象的な「ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)」の白のドレスを着たスーパーモデルのカーリー・クロス、作品賞や脚色賞を受賞した『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督をはじめ、リボンをつけた出席者の姿があった。

デコルテを見せないのと対照的に、ストラップレスやオフショルダーのスタイルも。主演男優賞のプレゼンターを務めたブリー・ラーソンは「オスカー・デ・ラ・レンタ(Oscar de la Renta)」の黒のストラップレス。ベルベットでVカットの胸元と大きなひだを作った裾が印象的。同じく黒のストラップレスのキルステン・ダンストは「ディオール(Dior)」のオートクチュール。『ムーンライト』で助演女優賞候補だったナオミ・ハリスは、ラフ・シモンズがデザインする「カルバンクライン by アポイントメント(Calvin Klein By Appointment)」。白のストラップレスでアンダーバスト下を少しだけ肌を見せるデザイン。前面は膝丈だが、後ろは長めのトレーンという斬新なデザイン。

アリシア・ヴィキャンデルは、広告キャンペーンに出演している「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のドレス。総レースでコルセットにティアードスカートというゴシック・スタイルの黒のドレスがブロンズ色の肌に映えていた。

トップがプランジネックの黒、スカート部分はゴールドというメリハリの効いたスタイルのミシェル・ウィリアムズも「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のカスタムメイド。スカーレット・ヨハンソンは「アライア(ALAIA)」のピンクのプリントドレスをベルトでウエストマークした。一方、50歳にして裾がフリンジの「ヴェルサーチ(VERSACE)」のワンショルダーを着こなしたのはハル・ベリー。ダイナミックなヘアスタイルも大迫力。

ドレスの裾にスリットの入ったデザインも人気で、シャーリーズ・セロンは「ディオール(Dior)」のメタリック調のドレス。Vネックの深いえり、スリットからきれいな長い脚がのぞいていた。タラジ・P・ヘンソンは「アルベルタ・フェレッティ(Alberta Ferretti)」のカスタム。ベルベットのオフショルダーに、ゴージャスな「ニラヴ・モディ(NIRAV MODI)」のダイヤモンドのネックレスを合わせた。

大人世代の女優たちに人気だったのが「アルマーニ プリヴェ(ARMANI PRIVE)」。助演女優賞を受賞したヴィオラ・デイヴィス(『フェンス』)とニコール・キッドマンは共にホルターネックをチョイス。ヴィオラの赤いドレスはオフショルダーのスリーブとトレーンがアクセント。ニコールはヌードカラーに繊細な刺繍をほどこした豪華な一着だった。
