【予告編】ケイシー・アフレック、オスカー獲得の名演『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
第89回アカデミー賞にて主演男優賞、脚本賞を受賞したマット・デイモン製作、ケネス・ロナーガン監督・脚本、ケイシー・アフレック主演の『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。待望の本予告編
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【第89回アカデミー賞】『マンチェスター・バイ・ザ・シー』ケイシー・アフレックが初「主演男優賞」
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
本作は、ボストン郊外で便利屋として生計を立てている主人公リー(ケイシー・アフレック)が、兄の死をきっかけに故郷“マンチェスター・バイ・ザ・シー”へと戻り、16歳の甥パトリック(ルーカス・ヘッジズ)の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていくストーリー。主人公リーの絶望と再生の過程を、時折ユーモアを交えながら丁寧に紡ぎ出した珠玉の人間ドラマだ。
本年度アカデミー賞では見事2冠(主演男優賞・脚本賞)に輝いたほか、第74回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)、第88回ナショナル・ボード・オブ・レビュー主要賞4賞(作品賞、主演男優賞、オリジナル脚本賞、ブレイクスルー・パフォーマンス男優賞)など、227部門ノミネート・108部門受賞と世界各国で映画賞を総なめ。なかでも、主人公リーの孤独と哀しみを体現し、主演男優賞を総なめにしたケイシーの渾身の演技に加え、リーの別れた妻役を演じたミシェル・ウィリアムズは本作で4度目のオスカーノミネート、新星ルーカス・ヘッジズも初ノミネートされる好演をみせている。
今回解禁になった予告編は、兄の突然の訃報を受けて、ケイシー演じる主人公リーが、戻りたくなかった故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーへと帰ってくるところから始まる。甥の後見人になることを言い渡され、困惑するリー。心を閉ざすリーと、年ごろの甥パトリックとのぎこちなくもユーモラスなやり取り、涙する元妻ランディとの再会シーンなどを見せながら、絶望の中のリーの心が揺れ動き、その町で新たな一歩を踏み出していく、微かな希望を感じさせる予告編に仕上がっている。
合わせて、「癒えない傷も、忘れられない痛みも。その心ごと、生きていく。」というコピーとキャストたちの表情が印象的な本ポスターも解禁。左から兄ジョー(カイル・チャンドラー)、元妻ランディ(ミシェル・ウィリアムズ)、主人公リー(ケイシー・アフレック)、甥パトリック(ルーカス・ヘッジズ)と、登場人物たちの顔が並び、彼らが織りなす人間ドラマを感じさせている。
本作のプロデュースを手がけたマットは、当初、監督・主演も務める予定だったが、スケジュールの都合により監督をケネス・ロナーガン、主演をケイシーと、それぞれ信頼する友人へとゆだねた。
先のアカデミー賞授賞式で、マットは自身のオスカー受賞作『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の共同脚本で親友のベン・アフレックと共に脚本賞のプレゼンターを務め、「脚本賞はケネス・ロナーガン!」と名前を読み上げた。そして、主演男優賞の発表では、ケイシーの名前が呼びあげられるとすぐに兄ベンが立ち上がり、大きくハグ。壇上からはケイシーがマットへ「チャンスを与えてくれてありがとう」と心からの感謝を贈ったり、必死に涙をこらえるベンの姿がカメラで抜かれたりと、兄弟でオスカー受賞という快挙に沸き、劇中同様、感動の瞬間を届けてくれたことも記憶に新しい。
「これは、人々の心にずっと残る映画だ。力ある役者と脚本、演出によって、この映画は忘れられないものになった」と、マット自身もその出来に感動を表明している本作。その珠玉の物語を、ここから確かめてみて。
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は5月13日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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