【予告編】衝撃の暴行事件勃発…アカデミー賞受賞『セールスマン』
イランの名匠アスガー・ファルハディ監督が手がけ、第89回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『セールスマン』。緻密な脚本と繊細な演出…
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トランプ政権の入国制限命令に抗議したファルハディ監督と主演女優タラネ・アリドゥスティが、アカデミー賞授賞式へのボイコットを表明する中、国境や信教を超えて、見事、外国語映画賞を受賞した本作。
ファルハディ監督は、『別離』でもイラン映画初のオスカーとなる同賞を獲得しており、二度目の受賞という快挙を成し遂げた。カンヌ国際映画祭でも脚本賞と男優賞をW受賞し、全米ではたった3館で限定公開されたが、その週の公開作品でアベレージ1位となる大ヒット・スタートを記録した。
このたび解禁となった予告編映像は、小さな劇団に所属し、俳優としても活動している主人公の教師エマッドとその妻ラナが上演する舞台「セールスマンの死」を映し出す。ところが、ある日、引っ越して間もない夫妻の自宅で、ラナが侵入者に襲われてしまう。犯人を何としてでも捕まえたい夫と、表沙汰にしたくない妻の感情は、次第にすれ違い始める。やがて、犯人は前の住人だった女性と関係がある人物だとわかるが、その行く手には、彼らの人生をさらに揺るがす意外な真実が待ち受け…。
ゆるやかに理性をかき乱されていく夫婦の葛藤を軸に、登場人物たちの思惑がスリリングに絡み合う様が描き出されていく本映像。また、新たなポスタービジュアルは、妻ラナ役のタラネ・アリドゥスティの美しい横顔がひと際目を引く。「ある夜の闖入者(ちんにゅうしゃ)…たどり着いた真実は、憎悪か、それとも愛か…」というキャッチコピーも、緻密な心理サスペンスを感じさせるものとなっている。
『セールスマン』は6月10日(土)よりBunkamura ル・シネマほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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