クリストファー・ノーラン監督、最新作は臨場感あふれる仕上がり!
クリストファー・ノーラン監督によれば、最新作『ダンケルク』では観客がまさに第2次世界大戦の渦中にいるかのような気分になるという。
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アカデミー賞受賞俳優のマーク・ライランスや「ワン・ダイレクション」のハリー・スタイルズ、トム・ハーディ、キリアン・マーフィー、ケネス・ブラナーら魅力あふれるキャストが登場する同作について、ノーラン監督は1940年にドイツ軍から33万人の連合軍兵士救出を試みたイギリス軍率いる作戦のさなかにいるかのような臨場感を届ける作品だと説明した。
29日(現地時間)にラスベガスで開かれたシネコンでノーラン監督は「僕は出来るだけ露わになる方法でこのストーリーを伝えたかったんです。見る人たちをあの砂浜へ連れて行きたかったんですよ」「これはサバイバルが中心となったストーリーです。敵軍はこの砂浜で逃げ場のないイギリス軍を追い詰めていたんです。その話に観衆のみなさんを取り込みたかったんですよ」と語った。
この新作はアメリカのIMAXで先行公開されることになっており、ノーラン監督は「IMAXの効果を全活用して撮影するのは今回が初めてでした。このストーリーはサスペンスに満ちた状況にみなさんをお連れして、その場にいる気分にさせる必要があったので、劇場公開こそそれを実現する唯一の方法だったのです」と話した。
ノーラン監督は1940年5月24日から6月4日の間に起こったダンケルクの戦いとダイナモ作戦飛ばれる撤退作戦に子どものころから強い興味を抱いていたそうで、「ダンケルクとその伝説は、イギリス人なら皆耳にして育つ話です。私たちのDNAにあるとも言えるでしょう。この矛盾とも言える状況を映画化するということは、長年心に思い描いていたことですが、自分にその準備が整っているとは思えなかったのです」と語った。
『ダンケルク』は今年の9月に公開予定だ。
《シネマカフェ編集部》
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