【特別映像】“芸者ロボ”はこうしてできた!監督の衣装へのこだわりに注目
「攻殻機動隊」の大ファンと公言するルパート・サンダース監督が、スカーレット・ヨハンソン、ビートたけし、ピルー・アスベック、ジュリエット・ビノシュら、豪華キャストで実写映画化する『ゴースト・イン・ザ・シェル』。全米でも公開
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もともとCM界で活躍し、『スノーホワイト』で映画監督デビューしたサンダース監督が、シリーズへの敬意を払いつつ独自のビジョンを形成し、圧倒的スケールと世界観でSF映画の新たな歴史を刻んだ本作。このたび、「俳優は衣装に袖を通して初めてキャラクターになりきれる」と熱弁するほど監督がこだわリ抜いた、衣装の製作現場の裏側を映し出す特別映像が到着した。
衣装デザインを担当した『イノセント・ガーデン』『ハンガー・ゲーム FINAL』のバート・ミューラーは、「衣装は監督の視覚センスが根底にある」と説明するように、サンダース監督はデザインのあらゆる面に携わったという。また、衣装デザインでバートとタッグを組むカート・スワンソンが、「アニメ版『攻殻機動隊』に敬意を表しつつ、同時に特徴的で記憶に残るものを目指した」と語っていることからも、監督のビジョンを形にしようとチーム一丸となって本作に取り組んだ様子もうかがえる。
特にスタッフ陣が注力したのが、福島リラが演じた芸者ロボットの衣装だ。「伝統的、そして非伝統的な要素を混在させた。特に“帯”はとても伝統的だ。帯は従来の手法で作ったが、デザインは独自のものだ。電気回路のような模様で顔にも同じものがある」と、カートとバートは日本文化を基礎に新たなアイデアを加えたことを明かす。続けて「芸者(ロボット)のマスクはシリコンも考えたが、髪の毛も含めて硬質のものになった。美しい仕上がりだ」とも語っており、より妖艶さと不気味さが見事にマッチした芸者ロボットとなった。
これには監督も「恐ろしいキャラクターだ」とその出来に自信たっぷり。加えて「芸者が着ける固いマスクの髪の部分には、ファンがあって、風がおくられる」と演者のための工夫も凝らしたことも明かし、映像内では、芸者ロボットを演じた福島さんがマスクと衣装を身に纏い、実際に演じている場面も確認できる。
さらに、少佐の代名詞ともいえる、姿を消すことができるスーツ“光学迷彩”は、5度のアカデミー賞受賞経験を持つ特殊効果担当のサー・リチャード・テイラーのチームの協力のもと製作。機能的かつスタイリッシュな仕上りとなった光学迷彩を見た衣装チームのカートは、「まさに衣装にとっての新たなテクノロジーだろう。これを着たヨハンソンは魅力的だ」と絶賛! 初めて全身シリコン製のスーツを作ったリチャードもまた「アーティストとして、私たちはこのプロジェクトに参加せずにいられなかった。観客は魅力的なキャラクターにあふれた独自でダイナミックな世界を目にする。ほかに類を見ないだろう」と、その圧巻の本作に手応えを覗かせている。
『ゴースト・イン・ザ・シェル』は4月7日(金)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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