ベン・アフレック&シエナ・ミラー、禁断の駆け落ち相談『夜に生きる』本編映像
ベン・アフレックが監督・脚本と主演を務める最新作『夜に生きる』。このほど、本作で禁断の愛と知りながらも逢瀬を続ける主人公ジョー(ベン)とその恋人・エマ(シエナ・ミラー)が、ベッドの
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本作は、ベンがアカデミー賞を受賞した『アルゴ』以来5年ぶりに監督・主演をつとめ、脚本も自ら関わる入魂の1作。彼の長編初監督作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』以来2度目となるデニス・ルヘイン原作で「エドガー賞(MWA賞)」最優秀長編賞を受賞した同名小説を基に、極上のクライム・エンターテイメントを作り上げた。
禁酒法時代のボストンを舞台に、ベンが緊迫感たっぷりに演じてみせるのは、父親が警察官という厳格な家庭に育ちながらも、ギャングの世界に足を踏み入れる主人公ジョー。今回到着した本編映像は、ジョーの人生を狂わせるきっかけにもなった1人、ギャングのボスの愛人・エマがジョーに駆け落ちを持ちかけるシーンだ。
気候の暖かいところに逃げようと冗談交じりに誘うエマに対し、ジョーは「兄のダニエルがカリフォルニアにいる」と提案しながらも、「カタギの仕事はあまり…」と乗り気でない様子。そんな煮え切らない態度のジョーに対し、エマは「好きにやるのよ。好きなところへ行き、昼は眠るの」と切なげな表情を見せる。ギャングの愛人として生きる代償に自由を奪われたエマの、哀しみが垣間見られるシーンだ。
そんなエマを自分自身の姿と重ね合わせたのか、ジョーはエマの誘いに乗ることを決意。誰かに命令される人生を捨て、ギャングが仕切る街で無法者として生きることを選んだジョーもまた、人一倍自由への願望を抱いていたはず。ジョーとエマの今後の悲恋を匂わすも、物語の核心に迫る必見映像となっている。
エマを演じたシエナ・ミラーは、スリルを求め、どこか危なっかしいところがありながらも、男性に「守ってあげたい」と思わせる魔性の一面を持つこのキャラクターについて、「違法なポーカーゲームがおこなわれる禁酒法時代の潜り酒場で飲み物を給仕している。家庭をもつボスに囲われながら、影では敵と寝ているような女です」と説明。「彼女には何物にも動じないところがあって、そのおかげで、彼女はダークで残忍で女嫌いの世の中を渡っていけます。でもそれが彼女を、美しくて束の間の悲劇的なジョーとの恋愛に導いてしまいます。彼女は登場したときから、生き残るためならどんなことでもやる、強くて現実的なアイルランドの女なのです」と分析する。
シエナは、活気にあふれた1920年代の女性を演じるために、アイルランド南部の陽気な話し方をマスターするほどの熱心さで、ベンも「シエナは微妙なニュアンスを見事に表現する女優。この映画の中で彼女は、目的をもち、繊細で、きめ細やかな演技をしてくれました」と大絶賛を贈っている。
さらにエマだけでなく、ジョーと同じく警察官を父にもち、人生に冒険を求めるも成功と挫折を経験する少女・ロレッタ(エル・ファニング)や、タンパの街で出会った才色兼備の美女・グラシエラ(ゾーイ・サルダナ)が現れたことにより、ジョーの運命は激変することに。彼女たちがジョーにもたらすものとは何なのか…。“夜に生きる”と決意した男が辿り着く先を、その目で確かめてみて。
『夜に生きる』は5月20日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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