「ピーターにとって、テープの曲はすごく重要なもの。だからこそ、前作のときは何度も何度も聴いて役作りに取り入れたし、今回もそうした。この作品が素晴らしいのは、宇宙規模の話なのに、地球上のノスタルジーを感じさせることで地に足のついた物語になっているところ。エイリアンや異星に終始するのではなく、音楽という親しみ深いもので感情をくすぐってくるんだ。監督のジェームズ・ガンは単に曲を選ぶのではなく歌詞を大切にしていて、よく聴くと物語の展開に合っていることがわかる。今回の曲も、『うわっ、こう来るか!』というものばかりで感激させられたよ」。

ここで知りたいのが、クリス自身がミックステープを作るとしたら…の選曲。すると、テープの持つ意味を最もよく理解する者らしい返答が。
「ミックステープの大事なポイントは、親が子に贈ったものであること。だから、僕の場合は息子に贈りたい。そう考えると、やっぱりカントリーミュージックが中心になるかな…。もしくは、最近またビートルズにハマっているから、ビートルズだらけにしちゃおうかな(笑)。『ジュラシック・ワールド』の続編の撮影でロンドンにいるからか、いまはそんな気分なんだ」。
『ジュラシック・ワールド』の続編は2018年公開予定。そして、2018年の公開作と言えば、こちらも忘れてはならない。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の面々が、『アベンジャーズ:インフィニティー・ウォー』(原題)に登場する。
「正直に言って、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は1作目も2作目も最高の映画。もちろん贔屓目はあるだろうし、自分の出演作を冷静に観るのはなかなか難しいものだけど、このシリーズは本当に特別なんだ。そんな映画からやって来た僕らの素晴らしさは、アベンジャーズの面々も承知していると思うよ。僕らが彼らの映画を訪れて、ちょっと助けてあげる感じになるんじゃないかな(笑)」。
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