■『ありがとう、トニ・エルドマン』

悪ふざけが大好きな父・ヴィンフリートは、コンサルタント会社で働く娘・イネスの多忙さを心配していた。そこでヴィンフリートは、彼女が働くブカレストを訪れることにする。父の突然の訪問に驚くイネスだが、なんとか数日間を一緒に過ごし、父はドイツに帰っていった。ホッとしたのも束の間、今度は彼女のもとに、“トニ・エルドマン”という別人になった父が現れて…。
40代のドイツ人女性監督が描く、奇妙でリアルな父娘関係を描いた本作。仕事場に突然、変装した父親がいるなんて、個人的には考えたくもないが…。果たして、仕事漬けのイネスに父の愛情は届くのか?
『ありがとう、トニ・エルドマン』は6月24日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。
■『フィフティ・シェイズ・ダーカー』

一度はグレイの元を去ったアナ。やがて大学を卒業し、出版社に就職し新生活を始める。一方、グレイはこれまでの女性には持つことのなかったアナへの愛情に気づき、「戻ってきて欲しい」とアプローチ。秘かにグレイを思い続けていたアナは喜びを感じながらも、今度はアナのほうから“新たな条件”を要求する。しかし2人の未来に新しい“幸福”が見えた矢先、予期せぬ危機がアナを襲う…。
『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』待望の続編。ダコタ・ジョンソン演じるアナが、恋さえ知らないウブな大学生から、本作ではより大人っぽく、よりセクシーな女性へと成長している。また、若きCEOであり、女性ならば憧れずにはいられない超絶イケメンのクリスチャン・グレイとのゴージャスな恋模様に虜になるはず。
『フィフティ・シェイズ・ダーカー』は6月23日(金)より全国にて公開。
■『いつまた、君と ~何日君再来(ホーリージュンザイライ)~』

81歳になった芦村朋子は、不慣れな手つきでパソコンにむかい、亡くなった夫・吾郎との思い出を手記として記録していた。しかし、朋子は突然倒れてしまう。そんな朋子の代わりに、孫の理が手記をまとめていくことに。そこに綴られていたのは、いままで知ることのなかった祖母・朋子と祖父・吾郎の波乱の歴史と深い絆で結ばれた夫婦と家族の愛の物語だった。
俳優・向井理の祖母・芦村朋子の半生記を綴った手記を、向井さん自身が7年前から映画化を熱望し、企画にも携わった意欲作。戦後の混乱期に、時代の波に翻弄されながらも懸命に生きる、吾郎と朋子の50年におよぶ愛の物語を描く。尾野真千子と先日急逝した野際陽子が朋子を演じ、その想いをつないだ。
『いつまた、君と ~何日君再来~』は6月24日(土)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。