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満島ひかり「あれは島の魔法だった」夜通し撮影後、監督と語らう『海辺の生と死』メイキング映像

満島ひかりが奄美大島を舞台に、4年ぶりの単独主演を務めた『海辺の生と死』。このほど、クライマックスの重要シーンの撮影後に監督と素直な気持ちを

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満島ひかり×越川道夫監督/『海辺の生と死』 (C)2017 島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ
満島ひかり×越川道夫監督/『海辺の生と死』 (C)2017 島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ 全 8 枚
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満島ひかりが奄美大島を舞台に、4年ぶりの単独主演を務めた『海辺の生と死』。このほど、クライマックスの重要シーンの撮影後に監督と素直な気持ちを語らう、満島さんのメイキング映像がシネマカフェに到着した。

傑作「死の棘」を世に放った小説家・島尾敏雄と、その妻・島尾ミホ。後年、互いに小説家である2人がそれぞれ執筆した鮮烈な出会いと恋の物語を原作に、奄美大島・加計呂麻島でのロケーションを敢行し、完全映画化を果たしたのが本作。

島尾ミホをモデルにしたヒロイン・大平トエを演じるのは、TV、映画、舞台のみならず、最近、歌手活動も行う実力派・満島さん。さらに、トエの恋人で若き日の島尾敏雄がモデルの朔(さく)中尉を演じるのは、NHK朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」でのヒロインの夫役も記憶に新しい永山絢斗。

監督・脚本は、『かぞくのくに』(’12)など数多くの作品のプロデューサーとして活躍後、2015年『アレノ』に続き、監督2作目となる越川道夫。原作に記された、奄美の野生の景観と豊かな時間の流れを映画に取り込み、自然と神と人々が共存する島の異次元的な空気感を見事に表現した。

このたび届いた映像は、クライマックスの海辺での重要な場面の撮影を終え、自分の素直な気持ちを越川監督に伝える、満島さんのすがすがしい表情が印象的なメイキング映像。

本シーンは、物語終盤。日ごとに敵襲が激しくなり、沖縄は陥落、広島に新型の原子爆弾が落とされた後、ついに朔中尉(永山さん)の特攻艇が出撃する日がやってくる。トエ(満島さん)が最後にひと目、彼に会うため、逢瀬を重ねた海辺に駆けつけ、朔への思いを全身でぶつけるという重要な場面。海辺での一連のシーンをワンカットで撮影したため、7テイクも重ねる大変な現場だったという。


撮影最終日に行われた、このシーンを終えて、越川監督が「トエの疾走感は出たと思う。全体を通して」と話すと、満島さんも楽しげに同意しつつ自らの心持ちを語り、「(東京に)帰って見てみたら、“あれ?”意外とそんなことない。あれは島の魔法だった、とかね」とも。

夜明けまでかかった撮影を終え、きらきら光る海辺で交わされた言葉に、撮影の雰囲気や満島さんと越川監督の信頼関係が垣間見られる貴重なメイキング映像となっている。

『海辺の生と死』は全国にて公開中。

《シネマカフェ編集部》

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