12歳の多感な時期に、母であるダイアナ妃を失くしたヘンリー王子。1997年8月31日、パリで自動車事故によりダイアナ妃が亡くなったその日、ヘンリー王子はウィリアム王子とチャールズ皇太子とスコットランドのバルモラル城で休暇を過ごしていたそうだ。
「親にとって、子どもにもう1人の親が亡くなったことを伝えるのは究極にツラいことの1つだと思う。どうしたら対処できるのか、僕にはわからないよ」と当時、ダイアナ妃が亡くなったことを伝えなければならなかった父を思いやった。「(父は)ぼくたちと一緒にいてくれた。唯一の親だからね。ぼくたちを守り、きちんとした世話が受けられるようにとベストを尽くしてくれた。でも、父だってぼくたちと同様、深い悲しみの中にいたんだよね」とふり返る。
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チャールズ皇太子が息子2人を守ったように、エリザベス女王は息子と孫たちを守ろうと必死だったようだ。ウィリアム王子によれば、エリザベス女王は自宅から新聞などの読み物をすべて撤去して、外部からの情報を遮断したという。現在のようにスマホなどもなかったため、プライバシーが保たれた環境の中で悲しんだり気持ちの整理をすることができたのだとか。そのため、「母の死が世間であんなに大きく取り上げられていたなんて、ぼくたちは知らなかったんだ」とのことだ。
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