本作は、1990年に映画化もされた、カナダ文学界の巨匠マーガレット・アトウッドのディストピア小説「侍女の物語」をもとにしたもの。1985年に出版されるやベストセラーとなり、カナダ最高峰の文学賞である総督文学賞をはじめ数々の賞を受賞している。

舞台は、環境汚染により少子化問題が深刻化した宗教主義国ギレアド共和国。ここでは、富裕層以外の健康な女性は子作りのために侍女として上位階級の司令官に仕えることが決められていた。そんな恐ろしい世界で、侍女として仕えるオブフレッドの人生を描いていく。
今年4月に米国Huluで配信開始された本作は、地上波テレビでは描くことができない、女性を“性奴隷”として扱ったテーマは世界に衝撃を与えるとともに、宗教や圧政で女性の人権が侵害されることへの批判を含み、現代のアメリカで幅広く受け入れられ大ヒット。多くのメディアから「見るべき」(ワシントンポスト紙)、「この春で最高のドラマ」(ハリウッド・リポーター誌)など賞賛を浴びている。

そんな本作が、今回エミー賞授賞式にてドラマシリーズ部門「作品賞」のみならず、「主演女優賞」、「助演女優賞」、「監督賞」、「脚本賞」も制覇し、圧倒的な評価を受けた。
また侍女として仕えるオブフレッド役は、「マッドメン」「トップ・オブ・ザ・レイク」に続き、本ドラマで8度目のエミー賞ノミネートを果たした、賞レースの常連エリザベス・モスが演じている。

「The Handmaid's Tale」(原題)は2018年、Huluにて独占配信予定。