一方、本作の新たな主人公として、同じく“ブレードランナー”である“K”を演じるのが、いま映画界席巻する俳優ライアン・ゴズリングだ。実はライアンは、ハリソンから直々にアドバイスをもらっていたことが分かった。
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これまで、ラブストーリーからコメディ、ミュージカルまでこなすハリウッド屈指の演技派ぶりを発揮してきたライアン。だが、“SF映画の金字塔”の続編で描かれる近未来の世界は、まだ見ぬ新境地だったという。
ライアンといえば、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『ラ・ラ・ランド』では、ジャズピアニストを目指す青年を熱演。猛特訓したという歌・ダンス・ピアノの腕前を披露し、世の女性たちを熱狂させた。それ以前にも、恋人を一途に思う青年や、リアルドールを彼女だと思い込む若者、寡黙なドライバー、中年男性に恋愛テクニックを享受するチャラ男など、稀に見る難役を次々とこなし、アカデミー賞ノミネート2回、ゴールデン・グローブ賞受賞1回(ノミネート3回)を誇っている。
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とはいえ、彼の圧倒的な演技力を持ってしても、革命的SF映画『ブレードランナー』で描かれた“人間とレプリカント(人造人間)”の世界や、新たな主人公“ブレードランナー”Kのキャラクターへの理解は難しかった様子だ。「これまでとは全く違う環境でいて、前作『ブレードランナー』と比べても、もっと残忍で孤立していて毒にあふれる、極端な世界になっていた」と、これまで経験した作品とも、前作とも異なる世界だったと語る。
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そんな思い悩むライアンを救ったのが、かつての“ブレードランナー”デッカード役ハリソンからの助言だったそう。「『あまり前作を大事にし過ぎないほうがいい。自分の映画として演じるんだ』と言ってくれたんだ」と、本作の主人公“K”を演じ切れた秘密を明かすライアン。
ハリソンからの直々のアドバイスを受け、挑んだブレードランナー“K”。ライアンが魅せる新境地を見逃さないで。
『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より全国にて公開。