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エズラ・ミラー、批判を受けた“カミングアウト”を5年ぶりにふり返る

『少年は残酷な弓を射る』、『ウォールフラワー』などで存在感を発揮し、じわじわと人気が出始めた2012年、エズラ・ミラーは自身のセクシャリティが「クィア」であるとカミングアウトした。エズラが自分をゲイではなくクィアと定義している理由は‥

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エズラ・ミラー-(C)Getty Images
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『少年は残酷な弓を射る』、『ウォールフラワー』などで存在感を発揮し、じわじわと人気が出始めた2012年、エズラ・ミラーは自身のセクシャリティが「クィア」であるとカミングアウトした。エズラが自分をゲイではなくクィアと定義している理由は、「たくさんの女性とも付き合ったことがあるし、男性にもキスする」とのことで、恋する相手を性別によって分ける必要性を感じていないからのようだ。

カミングアウトから5年が経ち、先日エズラは「Shortlist」誌との対談で当時をふり返った。「(カミングアウトは)『間違いだ』と言われたよ。特定の名前は言わないけど、業界の内外の話したこともないような人たちからね。ハリウッドで多くのゲイやセクシャルマイノリティの人たちが自分のセクシャリティを隠しておくのは、イメージを大切にしているからなんだって」。

さらには、「なんてバカなんだ。将来、主演俳優になる道を自分で閉ざしたな」とも言われ、ショックを受けたことを明かした。自分をオープンに語ることは「悪いことだとは少しも思わなかった」が、ここまでひどいことを言われてしまうとさすがに将来が不安になったという。ところがそれは杞憂に過ぎなかった。エズラはいまや『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』や『ジャスティス・リーグ』などの大作に出演する売れっ子俳優として活躍している。

《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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