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本作は、2011年英国ブッカー賞に輝いた、記憶と時間をめぐるサスペンスフルな小説「終わりの感覚」(ジュリアン・バーンズ著)を映画化。元妻とも良好な関係を築き、出産間近の娘がいる主人公トニー(ジム・ブロードベント)の若きころの初恋の記憶が、ミステリータッチで描かれていく。
若き日のトニーを演じているのが、本作で映画デビュー後、クリストファー・ノーラン監督『ダンケルク』にも桟橋の士官役として出演したビリー・ハウル。そして、トニーの親友・エイドリアンを、アン・リー監督『ビリー・リンの永遠の一日』に抜擢されて注目を浴び、テイラー・スウィフトと交際中といわれるジョー・アルウィンが演じている。

「プラダ」モデルが夢の共演を果たすことに!
2人は物語の核となる、トニーの青春時代で共演し、初恋の“若い日のピュアさと危うさ”を見事に表現。しかも、そんな2人には共通点が! ビリーは、「プラダ(PRADA)」の2016年春夏メンズウェアの顔を務めた一方で、ジョーも2018年春夏の「プラダ」モデルに抜擢され、現在も活躍中。奇しくも「プラダ」モデルが劇中で夢の共演を果たしている。

ビリーは本作への出演について、「ジム・ブロードベントが演じるトニー役の若いころを演じることは、興味深かったよ。ジムとは実際にどう演じるかについて相談はしてないんだ。そうしたやり方は少し怖い部分もあったけど、迷いはなかった。ジムと僕はお互いに自由に演じるという合意の下に演技をしていたからね。開放される気がしたんだ」とコメント。
「彼の方が先に撮影してたから、少し奇妙だったね。彼の出演シーンを見ることができたので、それを基に役作りをした。そこから年を取ったトニーという人物の本質を見出していったんだ」と、名優の佇まいから役作りのヒントを得ていたことを明かしてくれた。
今後も話題作への出演が続く、英国の注目株
ビリーの最新作は、シアーシャ・ローナンと共演する2作、チェーホフの「かもめ」の映画化『The Seagull』(原題)とイアン・マキューアン原作の『On Chesil Beach』(原題)。また、・ジョーはエマ・ストーン主演『The Favourite』(原題)、ニコール・キッドマン主演『Boy Erased』(原題)、シアーシャ・ローナン主演『Mary Queen of Scots』(原題)など話題作ばかりが控えている。
トニーとエイドリアンの、ベロニカをめぐる三角関係、そして物語を彩る英国の注目株2人の演技にも注目だ。
『ベロニカとの記憶』は2018年1月20日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほかにて全国にて順次公開。