鎌倉に住むミステリー作家・一色正和のもとに、年若い亜紀子が嫁いでくる。しかし、この鎌倉という土地、何やらおかしい。そこここに人ならざる者がいるようなのだ。道を歩く正和と亜紀子の前を貉(ムジナ)か河童か通り過ぎて心底驚く亜紀子に、正和は「鎌倉は何千年も昔から妖気が溜りに溜まって、いろいろな怪奇現象が起こるけれどもここでは普通のこと、すぐに慣れる」と言ってのけるのだが…。一色先生は犯罪研究の腕を買われ、迷宮入りしそうな事件の折には鎌倉警察に協力している。何しろ魔物や幽霊も事件に関係するのだから、鎌倉の事件解決は一筋縄ではいかない。心霊捜査にも精通する一色先生は名探偵でもあった。ある日、大金持ちの殺人事件の捜査を依頼される一色先生。どうやら人間の仕業ではないようで…。
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西岸良平の累計発行部数900万部(既刊33巻)のベストセラー「鎌倉ものがたり」を『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』『海賊とよばれた男』の山崎貴監督が映画化した『DESTINY 鎌倉ものがたり』(現在公開中)。鎌倉に住み普段から和装を好む、多趣味なミステリー小説作家・一色正和を堺雅人が演じ、高畑充希が正和の年離れた妻・亜紀子を演じる。そのほか堤真一、田中泯、國村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和、安藤サクラ、中村玉緒と超豪華キャストが集結している。
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堺さんにとって、2013年3月公開の『ひまわりと子犬の7日間』以来、実に4年半ぶりの映画出演作となった本作。堺さん自身は特に意識はしていなかったそうで、「映画ってことは、当初から特に意識してなくて、撮影が始まってしばらくして『4年ぶりか…。こんなに長かったのか!』と気づきました」とシネマカフェのインタビューで語る。本作については「夫婦の話であり、大きな世界で小さなことを話してる。そのギャップが実は面白い気がします」と話している。
今回『DESTINY 鎌倉ものがたり』の公開を記念して堺さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント。
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