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沢尻エリカ、6年ぶりの主演作は“猫映画”! 犬童一心監督と初タッグ『猫は抱くもの』

『ヘルタースケルター』以来6年ぶりとなる、沢尻エリカ待望の主演作『猫は抱くもの』が、2018年6月23日(土)より公開されることが決定。10月30日より撮影スタートした本作がクランクアップし、その際の沢尻さんのインタビューコメントもこのほど到着した。

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『猫は抱くもの』(C)2018 『猫は抱くもの』製作委員会
『猫は抱くもの』(C)2018 『猫は抱くもの』製作委員会 全 2 枚
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『ヘルタースケルター』以来6年ぶりとなる、沢尻エリカ待望の主演作『猫は抱くもの』が、2018年6月23日(土)より公開されることが決定。10月30日より撮影スタートした本作がクランクアップし、その際の沢尻さんのインタビューコメントもこのほど到着した。

■孤独な30代女性×人間と思い込んでいる猫との不思議な関係


主人公の沙織(沢尻さん)は、とある地方都市のスーパーマーケットで働く33歳。かつてはアイドルグループ「サニーズ」のメンバーとして芸能界で活動していたが、歌手としては芽が出ず、全てに嫌気が差して都会から逃げてきた女性。いまの自分を好きになれず、周囲ともうまくなじめない彼女にとって心を許せる唯一の存在は、ペットショップで売れ残っていたロシアンブルーのオス猫「良男」。嬉しかったこと、哀しかったこと、腹が立ったこと…。全てを受け止めてくれる「良男」に向かって、沙織は日々、正直な気持ちを語りかける。そして「良男」は、いつしか自分を人間だと信じ込み、恋人として沙織を守らねばと思い始めるのだ。でも、そうやって寄り添って生きていた“2人”だけの日常にも、あるとき変化が訪れて…。

■監督・脚本は『グーグーだって猫である』犬童一心監督&高田亮


今回監督を務めるのは、『ジョゼと虎と魚たち』『のぼうの城』など幅広いジャンルの作品、そして『グーグーだって猫である』の映画版とドラマ版も手掛け、猫を撮らせたら日本映画界随一とも言っても過言ではない、“猫映画の名手”でもある犬童一心監督。また、ドラマ版「グーグーだって猫である」でタッグを組んだ高田亮が脚本を担当。

■主演の沢尻さんがコメント「全力投球でやりきるしかない」



沢尻エリカ
そして今回、主人公・沙織を演じるのが『ヘルタースケルター』『新宿スワン』「母になる」などに出演し、来年公開の『不能犯』へも出演が決定している沢尻さん。以前、日本アカデミー賞の授賞式で初めて監督に会ったと言う沢尻さんは、「その際にお話しさせていただいた印象が強く残っていて。いつかお仕事でご一緒できたらいいなと、ずっと思っていました。ですから今回オファーをいただいたときは、ほぼ即決でしたね」と今回のオファーについて明かした。さらに初タッグを組んでみて、「すごく、やりがいがありました。全編が今まで経験したこともない撮り方ばかりでした。舞台上で撮るシーンと実景シーンが混在していて、『人の世界』と『猫の世界』が入り混じっていたので、演じ分けが大変でしたけれど、全力投球でやりきるしかないなと(笑)」とコメント。

『猫は抱くもの』(C)2018 『猫は抱くもの』製作委員会
また、沙織は元アイドルで現在はスーパーのレジ係という役どころの女性。役作りにあたっては、「事前に準備するというよりは、実際に現場に立ってみて、そこで感じたことをもとに、役を作りあげました」と話し、「沙織を演じて感じたのは、すごく多面的なキャラクターだなということ。彼女は過去にアイドルとして挫折していて、その経験から逆に、自分というものをうまく出せなくなっている。でも芯の部分には『本当はこういう風に生きたかった』という強い想いも抱えている。沙織が心に抱えているもの自体は、実は多くの人たちと共通してるんじゃないかなとも感じました」と観客が主人公に共感できる部分もあるのでは? と話している。

■犬童監督「いつか一緒に作品をという下心があった」


一方、犬童監督は「沢尻エリカさんの魅力と実力を実感できました」とクランクアップした感想を述べ、「名作『ヘルタースケルター』を見た私は、その沢尻さんの演技に感じ入り、アカデミー賞の受賞式の日に樋口真嗣監督とともに沢尻さんにその感動を伝えに行きました。いつか一緒に作品をという下心があったのは当然です。沢尻さんはそのときのことを覚えていてくれました。自分の下心に感謝です」と今回のタッグを喜んだ。

さらに、「うまくいかないことの輝き、置いてきぼりを食らっている時間の魅惑。成功への希求ではなく、積極的な諦めを選んだ時にこそ踏み出せる一歩、その爽快さ。元アイドルの沙織が自分を見つめ、未来への答えを探す最中、揺れる心のダイナミックな動きを、映画の遊びと、演者たちの魅力でエンターテインメントにしていきたい。そして、究極の相棒“猫”、その存在の大きさを表現したい。世代や年齢に関係なく楽しめる、人生の絵本を描いてみました」と映画に込めた思いを明かしている。

これまで演じてきた“強い女性”像からは一転、本作では自分をうまく表現できず、思うように生きられない30代女性のもどかしさを繊細に演じていく沢尻さん。本人によるアイドルグループ「サニーズ」のダンス&歌唱シーンも含め、表現者としての新境地を見せた一作にもなっているようだ。

『猫は抱くもの』は2018年6月23日(土)より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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