本作は、世界中のバーでバイブルとなった革新的レシピ本「シューマンズ バー ブック」の著者チャールズ・シューマンが、NY、パリ、ハバナ、東京などの名店を訪れ、バーの原点を探すドキュメンタリー。
チャールズ・シューマンはミュンヘンで35年以上、不動の人気を誇るトップバーのオーナーであり、バーマンであり、思索する旅人でもあり、革新的レシピ本の著者でもある。世界中のバーマンから尊敬を集め、76歳を超えたいまも現役でカウンターに立ち続けている。
パリ・ホテルリッツから東京・雑居ビルのバーまで巡る
本作では、成功も名声も手にしたシューマンが、もう一度バーの原点を求めて、NY、パリ、ハバナ、東京、ウィーンの“バーベスト10”に入る各地の名店を訪れる。NY最先端のクラフトカクテルから格式高いホテルのバー、ハバナでは文豪ヘミングウェイが通ったフロリディータ、パリでは“ココ・シャネル・スイート”があるホテルリッツのバー、ウィーンの文化人が集まるバー、さらには東京の雑居ビルの中にある隠れた名店。
新しい感性から伝統まで、バーにはその街の魅力が詰まっている。1杯のカクテルに込められた職人魂から見えてくるバーカルチャーの奥義。そして、旅の最後にシューマン自身がたどり着いた境地とは――。
『シューマンズ バー ブック』は4月、シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。