本作は、脚本家・演出家・俳優の濱田真和が率いるSuperendroller(スーパーエンドローラー)プロデュース5作品目となる新作舞台。濱田氏が脚本・演出・プロデュースを担い、さらに自身も出演する完全オリジナル作品だ。
物語は、現代詩人・中村泳(なかむらおよぐ)の半生を描いたもの。<夢と現実>の狭間や<生と死>の狭間で孤独に揺れ動く心の葛藤や、答えを探し求め過去の記憶と共に放浪する様子を捉えた「喪失」と「再生」の物語。
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今回、現代詩人・中村泳を演じるのは磯村さん。「仮面ライダーゴースト」(アラン/仮面ライダーネクロム役)に出演後、連続テレビ小説「ひよっこ」でヒロイン・有村架純の相手、前田秀俊役で話題になり、今後は『恋は雨上がりのように』『ういらぶ。』の公開が控える。
出演決定時は、正直不安があったと言う磯村さん。しかし、「脚本を読ませて頂いたとき、率直に“泳”の役を全うしたい。そう感じる程、泳、そして濱田さんの描く世界に惹かれました」とコメント。また「いま自分にあるものを全てこの作品にぶつけ、ある意味自分自身の『再生』でもあるので、舞台上を放浪し、その先へと歩んでいきたい」と意気込みを語っている。
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一方濱田氏は、「今回の新作は『放浪』の物語です。その中で物語のキャラクターたちが、同じ方向を向いて歩いたり、傷つけ合ったり、愛し合ったりするのと同じように、キャストスタッフアーティスト、全員で同じ方向を向いて、お客様に届けたいと思っています。いまから、どんな化学反応が起こるのか、起きるのか、僕が一番楽しみです」と期待を寄せた。
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また、音楽はミュージシャン・俳優の古舘佑太郎と加藤綾太を中心に2017年に結成したロックバンド「2(ツー)」、本作のビジュアル撮影は気鋭の写真家・嶌村吉祥丸。さらに、仕立て屋のサーカスの一員としても活動する照明作家・渡辺敬之(仕立て屋のサーカス/tremolo)も参加し作品に華を添える。
なお、そのほかキャストには高山璃子、新井郁、小林英樹、島田惇平、石川瑠華などの名がクレジットされている。
舞台「hammer & hummingbird」は2月28日(水)~3月4日(日)すみだパークスタジオ 倉|THEATER - SOUにて上演。※計8公演予定