■松田翔太「鬼ちゃんがくると現場が盛り上がる」
3年間続いている三太郎シリーズは、取材日時点で98本(!)が放送され、まもなく100本を迎える。愛されているシリーズに出演している三人とあって、CMの年表を前に、思い出話が次々とこぼれ出た。当初は、桃太郎(松田さん)、浦島太郎(桐谷さん)、金太郎(濱田さん)の三人だけだったが、途中から菅田将暉扮する鬼ちゃんも登場した。初出演時のことをふり返り、濱田さんは「まあ、軽いんですよ! 鬼ちゃんが出るひとつ前のCMが、金ちゃんがひとりで鬼退治に行くおセンチな感じだったので、拍子抜けするほど…」と言えば、松田さんも「鬼ちゃんがくると、現場がワーッと盛り上がるので本当に楽しい」と懐かしそうに微笑んだ。
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さらに2018年からは鬼ちゃんの息子で長男の赤鬼(鈴木福)も参戦。鈴木さんのことを思い出した様子の三人は一斉に目じりを下げ、濱田さんが「お父さん(鬼ちゃん)の軽さはまったくない! すっごく誠実な赤鬼さん! オフのときにご挨拶もしてくれて、福くん、すごくいい子~」と告げた。松田さんも、「浦ちゃんのアドリブにたえられなくて“どうしたら笑わずに済むの?”と聞かれたよ?」とたまらない様子で言えば、桐谷さんも「あの子、かわいいなあ~」と全員の目がハートマークに。
■浦ちゃん(桐谷健太)のアドリブに大爆笑
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芸達者な三人なだけあり、現場ではアドリブも飛び交うという。松田さんは、「浦ちゃん、よくアドリブを入れるんですけど、海外の人が登場するシーンのとき、これほどハマッたの初めてくらい(笑った)。僕は英語がしゃべるんだけど“俺もしゃべれるぞ”と浦ちゃんが話そうとするところ」と説明し、当該CMがイベントで流れた途端、会場は大爆笑。苦笑いで見ていた桐谷さんだが、「ただのアホですね(笑)。元々絵コンテにもないんですけど、監督に“浦ちゃん、負けじと英語っぽいこと言って”と言われて、パッと出たのが“ア~ハン? 母ちゃんのチャーハン?”でした(笑)」と生解説し、会場はさらなる笑いに包まれていた。
また、会場では「ファンから三太郎へ100の質問」でそれぞれが質問に答えるほか、「三太郎じゃんけん大会」も催され、全員で集いを楽しんでいた。