「ドラえもん」のスモールライトやガリバートンネルといった“小さくなる”秘密アイテム、ミニチュアの視点で日常の風景を別のものに見立て驚きの世界観を生み出すミニチュア写真家・田中達也作品と、“小さくなる”というアイディアは時代を超えて人類に大きな夢を与えている。
■13cmになって贅沢生活!? 『ダウンサイズ』
本作では、人類を14分の1に小さくする世紀の技術が大発見されたことで、人口増加問題の解消だけでなく、いまある資産でも裕福な暮らしを実現でき、低収入・住宅問題など現代人の日々の悩みも解決してしまう、「人類の縮小計画」が持ち上がる物語。圧倒的リアリティと現代社会を風刺した“実は”深いテーマに、海外批評家やジャーナリストからも高い評価を獲得している。
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劇中でダウンサイズしたマットは、「ダウンサイズに興味を持つ人ならだれでもそうだけど、ポールとオードリーにも13cmであればもっと贅沢が出来るってことがすぐにわかってくる。コーヒーテーブルのサイズで2エーカーと500平方メートルの家になるんだ! ダウンサイズは“環境的利益”ということで売りこまれている。単純に考えても、大きな世界では得ることのできない快適さが手に入るという訳さ!」とダウンサイズの世界の魅力を熱弁している。
一度しかない人生、もし大金持ちで大豪邸に住めるチャンスがあるとしたら――。ぜひ本作でマットと一緒に体感してみては?
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『ダウンサイズ』は全国にて公開中。
■“見た目は子ども、頭脳は大人”「名探偵コナン」シリーズ
謎の組織によって小学生の姿にさせられた高校生探偵・工藤新一が、江戸川コナンと名乗り組織の行方を追いながら数々の事件を解決していく姿を描いた青山剛昌による「名探偵コナン」シリーズは、漫画、アニメ、そして映画と、子どもから大人まで大人気。小さくなっても中身は頭脳明晰、大人を凌駕するその才能…、多くの人が「もし自分が…」と妄想したことだろう。

また、5作品連続で興行収入最高記録を更新するという驚異の成績を樹立した劇場版『名探偵コナン』。最新作となる第22作目『名探偵コナン ゼロの執行人』は、私立探偵・黒ずくめの組織・公安警察のトリプルフェイスを使いこなす安室透がメインキャラクターとして登場することもあり、ファンの間では大きな盛り上がりをみせている。
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『名探偵コナン ゼロの執行人』は4月13日(金)より全国東宝系にて公開。
■悪と戦うヒーロー! 『アントマン』(2015)
体長1.5センチになれる特殊スーツを着用した男が、正義の味方アントマンとなって悪に挑む姿を描く本作。『ダウンサイズ』では、一度ダウンサイズすると元のサイズには戻れないのだが、『アントマン』の主人公は大きくなったり小さくなったりと自由自在。時には鍵穴を抜けて敵地に侵入、時には小さくなって銃弾を避けるなど、小さな体で縦横無尽に悪と戦うのだ。
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■“小さくなる”の代名詞! 『ミクロキッズ』(1989年)
リック・モラニス主演で贈る本作は、父親の発明した物体縮小装置が誤って作動した結果、ミクロ・サイズになった4人の子どもたちが裏庭で繰り広げる大冒険を描いた物語。大きなクッキーやアリの友だち、巨大な愛犬に乗って移動など…ミニチュア世界での冒険、楽しさ、ワクワク感、“小さくなる”すべての魅力を最初に人類に植え付けた傑作だ。
ちなみにその後に続編として、今度は大きくなる『ジャイアント・ベビー』と、『ミクロキッズ3』が制作された。