■ニセの脚本を出回らせ、ネタバレ防止?

映画の公開を前に、弟で共同メガホンをとるジョー・ルッソ監督とともに、「鑑賞後のネタバレはしばらく控えて」と声明をツイートして、話題を集めたばかり。世界中が熱い視線を注ぐ作品だけに、以前からネット上には、真偽が定かではない未確認情報も散見しており、マーベル・スタジオも頭を抱えているのだとか。
「映画を見たからには、語りたくなる衝動はわかるよ。ただ、観客として劇場に足を運んで、初めて味わう興奮と感動に勝るものはない。その点は、ファンのみんなにも理解してほしいんだ。実はスタジオ内でも、ネタバレ対策はしている。ウソの情報を流したり、ニセの脚本を出回らせたりするんだよ」(アンソニー・ルッソ監督)
■いちファンとして「見たいもの」を作っている

SNS時代ではネタバレと同じくらい、ファンが巻き起こす賛否両論が、ときにクリエイターを悩ませることも。その点については「すべてのファンを満足させることは、不可能だとわかっている」と覚悟を決めている様子。「いちばん良くないのは、さまざまな意見に耳を傾けた結果、がんじがらめになり、平凡な映画になってしまうこと。もちろん、ファンあってのマーベル映画だ。だからこそ、僕も弟のジョーも、いちファンとして『見たいもの』を具現化する努力をしている」と強いこだわりを示す。
兄弟で手がけた『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の主要キャラクターに加えて、本作ではドクター・ストレンジや、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々も本格参戦。「僕ら兄弟はまるで、マッド・サイエンティスト。一見、つながりがない者同士をぶつけあって、ひとつにしてしまう。そうすることで、思いも寄らないものを生み出すんだ。これぞ、語り部の腕の見せどころ。オーケストラの指揮者にも似ているね」(アンソニー・ルッソ監督)
■クリス・エヴァンスが卒業宣言! キャップはどうなっちゃうの?

ファンにとっては、キャップことキャプテン・アメリカを演じる俳優、クリス・エヴァンスの“卒業宣言”も気にあるところ。なんと来年5月全米公開予定の『アベンジャーズ4』(仮題)を最後に、クリスがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)から卒業すると報じられたのだ。そこんとこ、監督としてはどうなんですか?
「僕の見解としては、あくまで契約満了という意味じゃないかなと…。つまり、契約を更新する可能性も大いにあるから、イコールMCUからの卒業ではないと思っている。実際、トニー・スターク役のロバート・ダウニー・Jrも、契約更新をして『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に参加しているし。とにかく、何でもありのMCUのことだから、今後何が起こっても不思議じゃないよ」(アンソニー・ルッソ監督)
■『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ってどんな映画?
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6つすべてを手に入れると、全宇宙を滅ぼす力を得るインフィニティ・ストーン。その究極の力を秘めた石を狙う“最凶最悪”の敵サノスを倒すため、アベンジャーズが集結。人類の命運をかけた壮絶なバトルの幕が開ける。しかし、それは“アベンジャーズ全滅”へのカウントダウンだった。
「前作の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で、トニーとキャップの関係性がだいぶ“こじれて”しまったからね。サノスの出現が、彼らの絆を復活させるかは未知数だよ。それくらい二人は複雑な事情を抱えているし、その分奥深くドラマチックな作品に仕上がっている」(アンソニー・ルッソ監督)
最後に「6つあるインフィニティ・ストーンのうち、どれが欲しい?」と聞いてみると、「ソウル・ストーンかな。魂を司る、という以外は謎に満ちているから。いまだ見つかっていない最後のストーンという点にも魅せられる」と答えが返ってきた。残り5つのインフィニティ・ストーンの正体も含めて、やはりこのGW絶対見逃せないアクション超大作であることは間違いない。鑑賞後はくれぐれも、ネタバレに気をつけて!