■あらすじ
心を病んで自殺した母親との生活を綴った私小説がベストセラーとなった後、スランプに陥っているデルフィーヌ(エマニュエル・セニエ)は、差出人不明の脅迫状に苦しめられていた。そんなある日、熱狂的なファンだと称する聡明で美しい女性エル(エヴァ・グリーン)が現れ、献身的で、本音で語り合える彼女に信頼を寄せ、共同生活を始めるが、時折ヒステリックに豹変するエルの不可解な言動に翻弄されるようになる。はたしてエルは何者なのか? なぜデルフィーヌに接近してきたのか? やがてエルの身の上話に衝撃を受けたデルフィーヌは、彼女の壮絶な人生を小説にしようと決意するが、その先には想像を絶する悪夢が待ち受けていた…。
■エヴァ・グリーン演じるエルの“サイコ”ぶりが伝わる映像とは?
『ローズマリーの赤ちゃん』『テス』『戦場のピアニスト』など半世紀以上にもわたって観る者を魅了し続けているポランスキーが、『パーソナル・ショッパー』などで知られるオリヴィエ・アサイヤス監督を脚本の共同執筆者として迎えて贈る、戦慄のミステリー。そんな本作であまりにも強烈なインパクトを放つのが、主人公の1人“エル”を演じているエヴァ・グリーンだ。その謎めいたキャラクターに迫るWEB限定予告がついに解禁された。
映像には、高熱にうなされるデルフィーヌにむりやり飲み物を飲まそうとして突然カップを壁に投げつけたり、嫌がるデルフィーヌに笑顔で両手に握ったロブスターを近づけるエルの姿が。そのインパクトは絶大で、そのサイコぶりに「彼女はいったい何者なの?」と、その素顔を明かしたくなる欲求にかられること請け合いだ。
エヴァはこのエルというキャラクターについて、「出会った瞬間からデルフィーヌとエルは意気投合するけど、エルが少しずつデルフィーヌの人生を侵食する。吸血鬼みたいな女性ね。私が思うにエルというのは、デルフィーヌが夢で憧れる理想的な女性像なのよ」と分析している。
鬼才ロマン・ポランスキーが描く戦慄の世界でエヴァ・グリーンはどのような演技をみせるのか、期待が高まる。
『告白小説、その結末』は、6月23日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー。