■伊集院静作品が15年ぶりの映画化!
主人公・サヤカは、愛犬ルーを亡くしたことを受け入れることができず、いつまでもルーの帰りを待っている少女だ。そんなサヤカと、幼き息子を亡くした経験を持つ老人・フセコウタローが出会い、互いに胸に抱えた“命の喪失感”を2人の絆で温かい想い出に変えていく…。
本作は、直木賞作家・伊集院氏の名作。伊集院作品の映画化は、『機関車先生』以来、実に15年ぶりとなった。また、原作には赤い京急電車が象徴的に登場し、物語に重要な役割を与えている。そこで今回、この映画のストーリーやコンセプトに深く共感したことから、創立120周年を記念して、製作の全面的協力が実現。さらに、協賛・協力企業には、講談社、品川区、大田区など様々な企業や自治体が名を連ね、映画と連携をして、映画製作を進めていくという。
■主演は、一般公募で選ばれた新津ちせ!
主人公・サヤカを演じるのは、昨年公開された実写映画『3月のライオン』で三姉妹の末っ子、川本モモ役で話題になり、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」やCMなどにも出演する小学2年生の新津ちせ。
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本役のオーディションは、2017年の春に一般公募という形で告知、4次審査まで行われ、3か月間におよぶオーディションの結果、当時小学1年生だったちせちゃんが決定した。撮影は丸1年という時間をかけて、季節を追いながら時系列でじっくり撮るという、近年の日本映画には珍しいスタイルで行われており、少女の成長がリアルタイムに感じられる作品となるようだ。
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ちせちゃんは、「サヤカは、元気いっぱいで、犬が大好きで、心のやさしい女の子です。わたしも、犬が大好きなので、サヤカ役に決まった時は本当にうれしかったです!」と決定時の喜びを語り、「撮影中、ルーと一緒に過ごせることがとっても幸せで、毎日いろんな発見があります。ルーと一緒にいっぱい走りまわっているので、ちょっと足がはやくなったような気がして、楽しいです。元気に、一生けんめいがんばります」とコメントしている。
『駅までの道をおしえて』は2019年秋、全国にて公開予定。