『響 -HIBIKI-』は、「マンガ大賞2017」大賞受賞作品の映画化。出版不況が続く文学界で、彗星の如く現れた15歳の天才少女、響(平手さん)。響の小説は、圧倒的かつ絶対的な才能を感じさせるもので、文芸誌「木蓮」編集者の花井ふみ(北川さん)との出会いで、響は一躍世の脚光を浴びてゆく。自分の信じる生き方を絶対曲げない響の才能を軸に、周囲の人々は自らの価値観を揺るがされることになる。
平手友梨奈が本音「飽き性なので、できない」
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オファーを受ける前から原作を読んでいたという平手さんは、「“オファーが来てるよ”と言われて、絶対無理だって思いました。初めての映画主演だし、ほかの皆さんに絶対迷惑をかけるし、飽き性なのでできないと思っていました」と、当初は後ろ向きな気持ちもあったと赤裸々に告白。しかし、撮影を続けるうちに響にのめり込み、「全然(飽きずに)大丈夫でした。撮影が終わったときも“まだ響でいたい”とずっと思っていました。響が大好きなのはずっと変わっていない」と、演じた役柄へ寄り添う。
そんな平手さんと同じシーンが多かった北川さんは、「何をするにも感覚がないのはすごい」と平手さんを称す。「芝居が始まったときに目の色が変わるというか、グッと集中していたり、たくさん勉強してきたように見えるけど“スイッチが入ったような感覚がない”って、自然にやっているからすごい。私たちは一生懸命、必死に集中しているけど」と、天才肌とも呼べそうな平手さんの役への一体感に驚きを隠さなかった。
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高嶋政伸が懇願「弟子にして!」
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本作には、ベテラン俳優・高嶋政伸も出演している。高嶋さんも北川さんにならい、平手さんの「すごいところ」について、「声、ですかね。僕の初日と平手さんの初日が一緒で、電話口の声だけのやり取りだったんです。響の台詞を喋られた声を聞いて“完全に響だな、やばいな、すごいな”って。一番弟子にしてほしいな!」と仰天の発言には、クールな様子だった平手さんも一転、手を振り「申し訳ないです!」と謙遜。しかし、高嶋さんは「よろしくお願いします! 今後とも長い付き合いに!」とゴリ押しで弟子志願を続けていた。
そのほか、完成披露舞台挨拶にはアヤカ・ウィルソン、北村有起哉、野間口徹、月川翔監督も登壇した。
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『響 -HIBIKI-』は9月14日(金)より全国にて公開。