■ストーリー
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阿部奈美(篠原涼子)、40歳。仕事ができる夫と高校生の娘を持つ専業主婦。家族の世話に明け暮れる生活に不満はないが、心のどこかで物足りなさも感じている。伊藤芹香(板谷由夏)、39歳。カリスマ性あふれる独身女社長。ガンで余命1か月。ある日、奈美と芹香が約22年ぶりに再会。芹香は奈美に告げる。「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」――。
“みんな”とは高校時代の仲良し6人グループ“SUNNY(サニー)”。奈美は闘病中の芹香のために“サニー”のメンバーを捜し始める。少女たちはいま、それぞれ問題を抱える大人へと変貌を遂げていた…。果たして、奈美は芹香との約束を叶えることが出来るのか? 約22年の時を経て、強い気持ちと強い愛が再び彼女たちを輝かせる。
■韓国で社会現象にまでなったヒット作を、日本でリメイク!

2011年に韓国で驚異的大ヒットを記録、日本でもリピーターが続出し異例のロングランヒットとなった『サニー 永遠の仲間たち』を、大根仁監督が日本の90年代を舞台にリメイクした本作。
「“コギャル”のことはいつか物語にしたい」と思っていたという大根監督は「女優だらけの映画を熱望していた僕にとっても『SUNNY』は最良の題材。ベスト&ゴージャスなキャスティングに武者震いしていますが、恋しさと切なさと心強さに溢れた、最高に楽しいパーティームービーを目指します!」と意気込みを語っている。
■監督も豪語するゴージャスなキャストとは?
大根監督が「ゴージャスなキャスティング」と豪語するとおり、本作に出演する顔ぶれは、現代パートも、90年代パートも実力派から、フレッシュなキャストまでが揃っている。
篠原涼子/阿部奈美役
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大根監督とは2001年にドラマ「早乙女タイフーン」でタッグを組んだこともある篠原さん。「今度は映画でご一緒させて頂くことになりました。少しは成長した自分を監督にお見せ出来たらと思っております。脚本も大根監督ならではの演出が満載で原作のノスタルジックな雰囲気を残しつつ、日本版としてのアレンジが加わって、更にカッコ良くキラキラとした主人公たちになっております」と、期待をあらわにした。
本作では、サニーのメンバーを再集結するために奮闘する平凡な専業主婦の主人公・奈美を演じている。
広瀬すず/女子高生時代の阿部奈美役
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オリジナルの作品のファンと語る広瀬さん。リメイクされるなら絶対にこの役をやりたいと強く思っていただけに「出演のお話を聞いたときは、嬉しくて叫びました! しかも大根監督、楽しみでしかないです」とコメント。
篠原さんの高校時代役という設定に関しては「とても光栄なのですが…かなりプレッシャーが…大切に、大切に演じさせていただきます。私は1998年生まれなので、生まれた時代の女子高生を演じるのはわくわくします」と不安に以上に楽しみである様子。
池田エライザ/奈々役
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奈美(広瀬さん)にとって憧れの存在で、とにかく美人でクールな奈々役を演じるのは、モデルであり『ReLIFE リライフ』や主演作品『ルームロンダリング』など、女優としても頭角を現している池田さん。
撮影に向けてのコギャル講座を受講した池田さんは「みんな良い感じにコギャルになれました」と語る。「奈々でいる時間は担わなければいけないものが多すぎて少し複雑なときもありましたが、物語の中で、奈々が変化していく瞬間がとても愛おしかったです」と苦労もあったようだが、「クランクアップ後、SUNNYロス。それくらい私にとっても大切な作品になりました」と充実した現場だった様子。
板谷由夏/芹香役
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キャスティング第一報の段階で、サニーのリーダーで闘病中の芹香役は真木よう子が演じると報じられたが、板谷さんに変更となった。板谷さんのインスタグラムには現代パートのキャスト陣との仲良しショットも度々公開されており仲の良さが伝わる。
山本舞香/女子高生時代の芹香
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そんな板谷さん演じる芹香の高校生時代を演じるのは、「南くんの恋人~my little lover」『桜ノ雨』の山本さん。撮影の様子について山本さんは「高校生サニーチームはみんな自分の役を演じる上で、大人サニーチームの方々に負けないよう一生懸命向き合い、毎日笑顔が耐えなくて楽しい現場でした!」と熱く語った。板谷さんについては、「板谷由夏さんとは2回目の共演だったのですが、ご一緒の撮影のときは、いつも色々と話しかけて下さり、緊張せずとても楽しく撮影させて頂きました」と話している。
小池栄子/裕子役
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「自分の高校時代にドンピシャな脚本で読みながら当時にタイムスリップしました!」と興奮気味に語る小池さん。「根拠なき女子高校生最強マインドでコギャルファッションに身を包み、毎日がリズミカルで最高に楽しかったです」と当時をふり返っていた。
現在は整形手術を施し、セレブなマダムとして暮らしているが高校時代は…? という、豊胸セレブ妻・裕子を演じている。
野田美桜/女子高生時代の裕子役
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小池さん演じる裕子の高校生時代を演じる野田さん。「中学生の頃からずっと観ていた大根監督の映画に、自分が出演させていただく日が来るなんて、信じられないくらい嬉しいです」と喜びを語る野田さん。同じ裕子役の小池さんについては、「女優としても裕子としても、多くのことを学ばせていただきました」とコメント。
ちなみに高校時代の裕子は口と素行が悪く、お笑い大好きな女子高生という設定なだけに、どんな演技を見せてくれるか注目が集まる。
ともさかりえ/心役
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90年代の女子高生ブームを謳歌していたが、現在は夫と離婚し、生活苦から風俗で働いている心役を演じるともさかさん。「台本を読み、リアルに青春時代を過ごしてきた世代としては、懐かしさと恥ずかしさとで複雑な気持ちです」とコメント。大根監督とは15年ぶりに手を組み「このメンバーの一員になれること、そんなのワクワクしないわけありません」と期待をあらわにした。
田辺桃子/女子高生時代の裕子役
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ともさかさん演じる心の高校生時代を演じるのは、雑誌「Seventeen」専属モデルの田辺さん。大根監督の的確で愛のある助言のおかげで最後まで走り抜けられたと言う田辺さんは「高校生サニーメンバーは、とにかく全員キャラが濃ゆい(笑)その中で、心として過ごせたこと、自分が心を演じられたこと、良かったなぁと感じます」としみじみ。同じ心を演じたともさかさんについては「優しさ溢れる素敵な方で、同じ心を演じられて本当に光栄でした」と印象を語っている。
渡辺直美/梅役
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渡辺さんも、オリジナル作品の大ファンであると公言。「出演出来て嬉しいですし、豪華な俳優さんたちとご一緒に出来ることを光栄に思います!」とコメント。ちなみに現在30歳の渡辺さんは「初めての40歳役ですが、頑張ります!!」とも。
富田望生/女子高生時代の梅役
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渡辺さん演じる梅の高校生時代を演じるのは、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』『あさひなぐ』に出演し、原作の大ファンだと言う富田さん。「コギャル梅ちゃんの爆発的な魅力を大根監督やサニーのメンバーに引き出していただき、撮影中は人生で1番楽しい! が、毎日更新されていく感覚でした」と充実していた撮影を語る。
渡辺さんの高校生時代を演じることについては、「渡辺直美さんのコギャル時代ということで…もう、これは、負けてられないな、と(笑)梅さんと梅ちゃんの最高にファンキーな競演、きっと皆さんも興奮が止まらないと思います。お楽しみに!!」とコメントを寄せた。
脇を固めるキャストも豪華!
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ほかにも、高校時代の奈美(広瀬さん)の初恋の相手で、90年代を謳歌するロン毛のイケメン大学生を伊坂幸太郎原作の映画『アイネクライネナハトムジーク』の出演も決まった三浦春馬が演じ、大根仁監督が「リリーさんと新井君は、何故だか私の映画には必ず出演するという身に覚えの無い契約を結んでいるので、今回も出演してもらいました(笑)」と話すように、大根組常連のリリー・フランキーが奈美(篠原さん)の依頼でサニーメンバーを探す探偵・中川役。新井浩文が、梅(渡辺さん)が勤める不動産の陰険な上司・新井役で出演している。また、高校時代の梅(富田さん)の兄を、「半分、青い。」『ちはやふる』などに出演する旬の個性派俳優・矢本悠馬が演じる。
■チョべリグな予告編も見逃さないで!
公開されている予告編では、劇中で使用されている90年代を彩る珠玉のJ-POP11曲から2曲、安室奈美恵の「SWEET 19 BLUES」と、勘の良い方は気づいているであろう、本作のサブタイトルにもなっている小沢健二の「強い気持ち・強い愛」が贅沢に使用されている。
広瀬さんら演じる、90年代のキラキラしたサニーたちの姿、そしてそれとは対照的な、それぞれに問題を抱える篠原さんら20年の時を経た現在のサニーたちが映し出され、涙を流す場面も見ることが出来る。大根監督得意の鮮やかな演出とのコントラストが、より作品を魅力的なものに仕立て上げている。
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■“写ルンです”で撮影されたメイキングカットが公開!
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90年代に流行した音楽やファッションをきらびやかに散りばめた本作なだけあり、印象的なメイキング画像が公開されている。
当時の女子高生カルチャーを代表するフィルムカメラ“写ルンです”で撮り合うシーンが本編に登場するが、メイキング画像はそのときにキャストたちが実際に撮り合ったもの。レアなオフショットとなっており、独特なフィルムの味わいを持つ“写ルンです”で切り取られた高校生サニーたちは、まさに90年代を生きるコギャルそのものだ。
クランクイン前に「コギャル講座」を受けて90年代を学び、撮影現場でも元コギャルの方々に「コギャル指導」をされたという彼女たち。ルーズソックスやショップバックなどのアイテムはもちろん、肌や髪の色、眉の細さなど気合いの入ったコギャルを完コピし、見事に90年代の空気感が漂っている。
■音楽を担当するのは、篠原さんとも縁のある小室哲哉!
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当時ミュージックシーンの先頭を走り続けていた小室さんが、本作のために劇伴24曲を完全オリジナルで制作。「僕は音楽全般を担当させて頂きましたが、最後の僕の映画音楽になります。1本の映画で自分の音をこれほどまで多く耳にする事は中々無いだろうなと思うと同時に、締め切り間近になればなるほど最後の仕事で『映画音楽とは』を教えてもらった気がします」とコメントしている。
さらに主演の篠原さんとは、1994年に「篠原涼子 with t.komuro」としてリリースしたシングル「恋しさと せつなさと 心強さと」が200万枚を超える大ヒットを記録。その後もヒット作を送り出した2人は、1995年にリリースした「Lady Generation」以来のタッグとなる。
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篠原さんは「当時は本当に忙しくて、あまり記憶が無いんですが(笑)、映画を見て音楽を聞いた瞬間、当時のことがバーっと蘇ってきて、曲の力って本当に凄いと改めて感じました。劇中に出てくる音楽の中でもTRFさんは同じ小室ファミリーだったので、曲を聞くと『一緒に音楽番組出ていたなぁ~』なんてことも思い出しちゃいました(笑)」とふり返っている。
■作中怒涛のJ-POPメドレーをチェック!
本作は予告編とは別に、劇中で使用される90年代J-POP全11曲のメドレーPVも公開されている。
3分30秒の映像の中では、主人公・奈美(篠原さん)の親友たちとの再会、蘇る20年前の青春時代、憧れのルーズソックス、カラオケ、プリクラ、そして初恋にあわせて、当時大流行した曲たちが思い出を蘇らせる。そして90年代に最高の青春を過ごす“サニー”たちと、約20年の時を経てそれぞれが問題を抱える現在の“サニー”たちの姿が、「SWEET 19 BLUES」「強い気持ち・強い愛」はもちろん、久保田利伸「LA・LA・LA LOVE SONG」、Chara「やさしい気持ち」といった“あの頃”を代表するJ-POPに乗せて描かれている。
90年代をリアルタイムで駆け抜けた人はもちろん、当時を知らない人でもとても興味を引かれる演出にも注目したい。
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『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は全国東宝系にて公開中。