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日本公開が決まってから、期待値は上がり続け、予告やビジュアルが解禁されるたびにその世界観に魅せられる人々が続出。日本語吹き替えを堺雅人が務めることや、ユアン・マクレガーの来日などで、話題を集め続けている。先日行われた日本最速試写を観た観客からは満足度98%と高い評価を獲得するなど、今秋最も注目を集める映画の一つだ。
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そんな本作から今回解禁となる映像は、主人公のクリストファー・ロビン(ユアン・マクレガー)が数十年ぶりに訪れた100エーカーの森で、川に流されているイーヨーを見つけ、助け出すというシーン。
プーは再会を果たしたクリストファー・ロビンへ、いなくなってしまった100エーカーの森の仲間たちを探すのを手伝ってほしいと助けを求める。今回の映像は、100エーカーの森にやってきたクリストファー・ロビンが、かつて遊んだ仲間たちを探しているさなかのワンシーンだ。
映像の冒頭では、クリストファー・ロビンがかつての仲間イーヨーと再会を果たし、嬉しさに満ちた笑顔を浮かべる。川から流れるイーヨーは、「僕が消えても誰も気づかない…」などアニメ同様、ネガティブな発言を続ける。
一方、イーヨーを助け出だそうとするクリストファー・ロビンは、子どもの頃の記憶から川の水深が深いと思い込んでおり、意を決して飛び込むも、拍子抜けの浅さに思わず笑ってしまうような一面も。助け出すも、イーヨーは大人になったクリストファー・ロビンに気づくことができず、100エーカーの森の仲間たちが恐れている架空の生き物“ズオウ”と勘違いしたまま…。
しかしすでに公開されている予告編では、プーはすぐに彼がクリストファー・ロビンだと気がつく。ここには「君のことは決して忘れない」というお互いの絆があったからなのかもしれない。“ズオウ”だと思い込んでいるイーヨーとの間では、どんなやり取りが交わされるのか注目だ。
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さらに、この映像の中で特に注目したいのが、イーヨーが川から助けられるシーンでの、彼の「質感」だ。本作では100エーカーに住むプーやピグレット、ティガー、イーヨーたちはぬいぐるみの姿で描かれており、その質感や肌触りなどは計算しつくされた映像に仕上がっている。
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この映像の中では、イーヨーを川から引き上げるときの水のしたたりや、水をたっぷり含んで湿っている毛の質感や音、気だるそうなイーヨーの動きなどが綿密に描かれており、まるで本物のぬいぐるみが喋っているようにしか見えないほど。
本作の見事な映像技術を見て取ることができる本編映像をぜひチェックして。
『プーと大人になった僕』は、全国にて公開中。