新劇場型というホラー・アトラクションの「ホテル・アルバート」は単なる参加型ではなく、ゲスト自身がストーリーの登場人物のひとりとなるという斬新な構成で、早くもリピーターが出ているほどの人気だ。
■参加型の「ホテル・アルバート」 あたなも登場人物のひとりになる!

この「ホテル・アルバート」とは、約40年前の高級ホテルをコンセプトとした館内を、一定数のグループで参加型していくアトラクションだ。
ホテル館内はシャンデリアを配したロビーをはじめ、本物のアンティーク家具がある豪華な客室などがあり、そこで恐怖の物語が展開していくが、ポイントは、“ゲスト自身がストーリーの登場人物のひとりとなる”ということ。よくある単なる受け身だけではない、ある種能動的な側面がキモだ。
■巻き込まれ以上の斬新なアトラクション、完全なる没入型体験!

ゲスト自身がストーリーの登場人物のひとりとなるということは、ゲストがホテルのエンターテイナーたちに誘われ、それぞれ別の場所に連れ去られたり、別々のシーンや事件を体験するという、すなわち“歩き回りながらいま起こっている物語を体験していくという斬新なアトラクション”となっている。
複雑に交差するストーリー展開に翻弄されるも、そのこと自体の美しく摩訶不思議な世界に心奪われ、完全なる没入体験が楽しめた。
■ただ怖いだけではない、物語の中に入る心酔のエンターテイメント!

参加型といっても基本的には参加者全員が同じ体験をするものが定番だが、「ホテル・アルバート」は舞台演劇の本場ニューヨークのオフ・ブロードウェイで誕生した「イマーシブ・シアター」という要素を採用している。
すなわち“劇場内に複数の部屋があり、観客は自分の足で各部屋を往来しながら登場人物の一部と化して、ストーリーを進めていく新進気鋭な演劇形態のこと”で、物語の中に入ってしまう心酔のエンタメなのだ。
■ドレスアップしたオトナ女子多数! 浸透する“大人ハロウィーン”!

「ホテル・アルバート」には「ホテル・アルバート・ラウンジ&フォト・スポット」を併設しており、グローブやヘッドアクセサリー、ボレロなど、ゲストのワンピースやドレスの上から手軽に身に着けることができるアイテムを30種類以上レンタルしている。美しい恐怖体験を語り合う空間としても機能しており、これまでとは違うホラーナイトが広がっていた。
また、実際にパークを見渡してみると、ミニオンなどのキャラクター仮装をしているゲストも多くいるものの、ドレスアップという大人仮装で“大人ハロウィーン”を満喫しているグループも散見され、“大人ハロウィーン”が浸透していることがよくわかる。
「ホテル・アルバート」のみならず飽和したハロウィーンに一石を投じるUSJの秋は、体験する価値が大ありだ。
取材協力:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
TM & (C) Universal Studios.All rights reserved.