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【MOVIEブログ】育児休業入ります

この場を借りてお知らせです。
11月1日から1か月育児休業をすることにしました。

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この場を借りてお知らせです。
11月1日から1か月育児休業をすることにしました。

我が家には8月に次男が生まれてきてくれました。
長男は4歳で今年から幼稚園に通い始めています。

理由は色々あるのですが、今回育児休業をしようと思った一番の理由はシンプルにこの2人の子どもの傍にもっといたいと思ったからでした。前にサッカーのディエゴ・マラドーナのドキュメンタリー(クストリッツァ監督作)を観たときに、彼は自分の子どもが小さかったときにドラッグをやっていたので、そのときの記憶が全く残っていないそうで、「自分は子どもが可愛かったときを知らない」と嘆いていました。それを観たときに、そのときの僕にはまだ子どももいなかったし、結婚すらしていませんでしたが、そんなのだけは絶対に嫌だと思いました。

いまでもそのときに映画館の中で身震いしたのを覚えています。そして、実際に自分に子どもが生まれたら、こんなに可愛くて、面白くて、愛しい存在はないなと実感した次第です。(「好き」や「愛してる」よりも更に深い「愛しい」という感情があるのを知りました)

4月に東宝東和に出向になったばかりの身だったので、正直逡巡するところもありましたが、一応20年この業界でサラリーマンをやってきて思ったのは、「仕事は何とかなる」。少し冷たく聞こえるかもしれませんが、実際に1人社員が減ったとしても体制にはそんなに影響があるものではないんです。会社というのはそういうものであって、逆にそういう組織でなければならないとも思っています。

映画業界で働くというのはとても夢のあることで、実際にいまでも仕事は本当に楽しいのですが、人生では色々な選択をしなければならない局面があって、いまの自分にとってはそれが育児ということでした。素晴らしい子どもを産んでくれて育ててくれている妻への感謝もありました。育児というのは24時間四六時中ずっと全力で向き合わなければならないので、充実はするものの、とても大変な面もあります。

そして、ここが会社とは真逆なんですが、ここに1人いるとのいないとでは全然違うのです。家族に替えは効かなくて、基本的にはママは1人でパパも1人しか居ないのです。子どもにとっても、ママもいればパパもいるというのは安心できるのではないかと。たまに、長男にはパパは別にいいよ~みたいなことも言われますが…。笑

よく「子どもは生まれてから5歳までで人生の親孝行の半分をする」と言われますが、まさにいまはそれを実感しているところです。そして、だからこそ、そんな時期に、親からの子孝行とでも言えばいいんでしょうか、少しでも子どもと、家族と過ごしたいと思いました。会社という組織で働いている以上、何かと意見はあるかとは思いますが、人生でこういう時期があってもいいじゃないかというのが僕の正直な意見です。

僕は97年入社だったのですが、そのときに人事部がうちは男性社員も育児休業をできるからと言っていて、それをそうなんだぁ、でも取る人なんているのかなぁと思ってて、まさかその20年後に自分が取ることになるとは思ってもいませんでした。しかも、自分が男性社員では取得第1号(ほかの映画会社ではどうなんでしょうか??)。こういう制度を用意してくれていて本当にちゃんと取らせてくれた会社と、今回の取得に理解をしてくれたいまの同僚には本当に感謝しています。

これからはもっとこういうのが普通になっていけばいいなと願ってやみません。
Boys, be more life-oriented!!


【2018.10.31】

《text:Yusuke Kikuchi》

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