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人間たちが知らないゲームの裏側の世界を舞台に、ヒーローになれない“悪役”ラルフと、レーサーになれない“ひとりぼっち”の少女ヴァネロペの冒険と友情を描いた前作『シュガー・ラッシュ』。今作では、ハンドルが壊れてしまったレースゲーム“シュガー・ラッシュ”の危機を救うために、インターネットの世界に飛び出すというストーリーが描かれる。
これまでも、『ズートピア』のジュディとニックや、『トイ・ストーリー』のウッディとバズ・ライトイヤーなど、ディズニー作品やディズニー/ピクサー作品では様々な“バディ”を生み出し、バディの友情や絆に感動させられる作品ばかりだった。

そんなこれらの作品では、実は声の収録は“別々”に行われているそう。しかし、本作ではディズニー作品では珍しい、2人一緒に全シーンの収録を行うという、異例の収録方法で行ったという。
今回本国版にて、主人公のヴァネロペとラルフの声を担当したのは、サラ・シルヴァーマンとジョン・C・ライリー。前作に続き声優を務めた2人だが、今回はジョン自らの希望で、2人一緒に全シーンの収録が行われたという。近年、コメディ作品への出演も多いジョンと、サラもまた女優でありコメディアンとして活躍中とあって、2人はユニークで絶妙な息の合った掛け合いを披露している。

また特に本作では、2人の“友情”がストーリーの軸として描かれるため、ジョンとサラの掛け合いはとても重要だったそう。リッチ・ムーアと共に監督を務めたフィル・ジョンストンは、「ラルフとヴァネロペの感動的なシーンの収録のとき、2人は本物の涙を流していた。一緒に演技をしたことで、お互いから本物の感情が生まれたんだ」と明かし、「本作ではラルフとヴァネロペの友情に変化が訪れるが、2人はまさにラルフとヴァネロペの感情の深みを本当に体験して表現していたと思う」とジョンとサラのリアルな演技がラルフとヴァネロペの最強コンビを生み出したと絶賛。
さらに本作のテーマについて、「友情は変化していくもので、大人も子どもも誰もが経験したことがあると思う。ラルフとヴァネロペはつねに変化しているインターネットの世界で、新たな夢を持ち、友情が“変化”していくんだ」と話し、「友達を同じ意見や夢を持たなくてもいい。そういうメッセージをいまの時代だからこそ伝えたかったんだ」と本作に込めた思いを明かしている。
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一方、ムーア監督も「ジョンとサラは本当に仲が良くて、それが演技にもしっかりとにじみ出ているんだ。ラルフとヴァネロペはそんな2人の関係性を受け継いでいるね」と2人の演技に太鼓判を押している。
『シュガー・ラッシュ:オンライン』は12月21日(金)より全国にて公開。