■あらすじ
小説家を目指しながら日々アルバイトに明け暮れる主人公・ジョンス(ユ・アイン)。ある日、幼なじみのヘミ(チョン・ジョンソ)から、アフリカで出会ったという謎の男・ベン(スティーヴン・ユアン)を紹介される。ベンに「僕は時々ビニールハウスを焼いています」と打ち明けたジョンスは、次第に不思議な出来事に巻き込まれはじめる。
■村上春樹原作の衝撃作
韓国を代表する映画監督、イ・チャンドンが8年ぶりにメガホンを取った本作。村上春樹の原作の設定はそのままに、ストーリーを大胆にアレンジし、映画オリジナルのストーリーを作り上げた。作品全体に張り巡らされた伏線と、見る人によって違う見解を呼び起こすであろう究極のミステリー作品として仕上がった。

村上作品の映像化は過去にもいくつか話題となってきたが、外国人監督の映画化はこれが初めてである。主人公ジョンスを演じるのは、映画やドラマで活躍する期待の若手俳優、ユ・アイン。また謎の男・ベンを演じるのは、ドラマ『ウォーキング・デッド』に出演し日本でも人気の高いスティーヴン・ユアン。村上春樹独特の世界観を、イ・チャンドン監督はどのようなアプローチで映像化させたのか、期待が高まる。
■ビニールハウスが燃え上がる予告編
今回公開された予告編では、ジョンスが幼なじみのヘミと再会する場面から始まる。突然現れた謎の男、燃え上がるビニールハウス、幼なじみの失踪…物語はどこへ向かっていくのか、衝撃のラストを予感させるものとなっている。
また、予告編の最後にジョンスが語る「僕には世の中のすべてが謎です」というセリフには、一体どんな意味が込められているのか。
『バーニング 劇場版』は2019年2月1日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。