■アカデミー賞有力!『ファースト・マン』はどんな映画?
人類で初めて月に降り立ったニール・アームストロング(ゴズリング)を主人公に、人類未踏の「月面着陸」を描く。アポロ11号の船長でもあったニール・アームストロングの壮絶な人生と壮大な宇宙体験を、圧倒的なスケールで映し出した。
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アームストロングの妻・ジャネットは、来年1月に公開の『蜘蛛の巣を払う女』で主演に大抜擢されたクレア・フォイが好演。『スポット・ライト 世紀のスクープ』でアカデミー賞脚本賞を受賞したジョシュ・シンガーが脚本を務めた。史上最年少でアカデミー賞監督賞を受賞したチャゼル監督が、『ラ・ラ・ランド』で逃した悲願のアカデミー賞作品賞を手にするかも注目される。
■ライアン・ゴズリング「光栄であり、プレッシャー」
二人の来日は昨年2月の『ラ・ラ・ランド』プロモーション以来。今回はゴズリングにとって3度目、チャゼル監督は2度目の来日となった。主演を務めたゴズリングは、実在したアームストロングを演じる上で、「生前のジャネットさんや二人の息子、知人やNASAの元同僚と会って、話を聞くことができた」と振り返り、「偉業の裏に、大いなる犠牲と喪失があったと知ったんだ。だからこそ、歴史的ヒーローを演じるのは光栄であり、プレッシャーもあった」と語った。
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また、チャゼル監督は「ゴールを追求するために、いかなる犠牲を払うべき。そんなテーマは、デビュー作の『セッション』に通じると思った。月面着陸ほど大きなゴールはないからね」。その上で「リサーチを続ける中で、『何がニールを駆り立てたのか?』と考えた。 月へのミッションという偉業と、妻や息子たちの関係性も含めたドラマ性のバランスを意識した」と話していた。
■チャゼル監督 “月旅行”宣言の前澤社長に「嫉妬」
記者会見には宇宙飛行士の山崎直子氏と、株式会社ZOZO代表取締役社長で2023年の月旅行を宣言している前澤友作氏が出席した。「まるでドキュメンタリー。アポロ時代の古めかしい機械の感触や、危険と隣り合わせの訓練と何気ない日常の対比もとてもリアル」と“本職”の目線で、太鼓判を押す山崎さん。
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一方、前澤氏は「事故やトラブルも描かれているので、一緒に見た周りのスタッフは『大丈夫か?』と不安になっていた。でも、僕は逆にワクワクした」と映画の感想をコメント。これにはチャゼル監督も「僕らはリアルを追求したけど、実際に月に行ったわけじゃないから、とても嫉妬しますね」と本音を明かした。
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『ファースト・マン』は2019年2月8日(金)より全国にて公開。