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謎の異変の中で次々に死に至る人々…。生き残るためには、決して“それ”を見てはならない。幼い命を守るため、葛藤と恐怖の中でマロリーは“目隠し”をしての決死の逃避行を決意する。「マロリーが、急流で選択する場面が、気持ちの上で、本当に辛かったです」と、サンドラはマロリーを演じる上で特に精神的な辛さを感じたシーンについて明かす。
本映像を観ても分かるように、急流を下る際、2人の子どものうち、どちらか1人を犠牲にすることを迫られるシーン。「実際に水上にはいませんでしたが、小さな子供たちがあの純粋な目で見つめてくるのです。そして、どちらか一方を犠牲にしなくてはならないと想像しただけで、私なら生きていられないです」と、このシーンの心境について述懐する。
■全員が生き残るために「最善の決断を下さなければならない」
さらに「どちらも犠牲にしなければ、マロリーが命を絶つことになり、その後、子供たちは生きていけないでしょう。そこがこのシーンの核心なのです。あの瞬間にみんなが生きていくための最善の決断を下さなければならない。“本当に嫌な1日”でした」とマロリーになりきったサンドラは撮影をふり返っている。
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また、実際に2人の子を持つ母親であるブロックだからこそ、「最初の半分くらいは、とても違和感がありました。愛らしい顔をした2人に対して、できる限り厳しく接しなければならず、それは間違っている感じがしました」とも語る。劇中での苦渋の決断はもちろんのこと、“生き残るため”の子どもたちへの厳しい対応についても心を痛めたという。
それは「自分の子供にはガミガミ言っても、“愛しているからこそ怒っているのよ”と伝えることができますが、今回の現場では、子供たちに触れることは許されませんでした。“ベイビー”と愛情を込めて呼ぶことも。それは、私にとって、とても辛いことでした」と徹底した役作りが求められたことも明かした。
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サンドラが心を痛めながらも熱演した“母”マロリーが、このシーンの後に下す決断とは? 目を開けたら最期、果たしてマロリーと子どもたちは生き残ることはできるのか? 衝撃のサバイバル・スリラーの一端を、ここから目撃してみて。
Netflixオリジナル映画『バード・ボックス』はNetflixにて配信中。