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ハリウッドの外国人映画記者協会(HFPA)によって選ばれるゴールデン・グローブ賞は、アカデミー賞の前哨戦としても知られる栄誉ある賞。外国語映画賞を受賞したのはアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA』。1970年代のメキシコシティを舞台に、ある中流家庭とそこで住み込みで働く家政婦に焦点を当てた物語。本作は第75回ヴェネチア映画祭でも最高賞の金獅子賞を受賞しており、現在Netflixにて独占配信中だ。
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今回のゴールデン・グローブ賞では、外国語映画賞に『万引き家族』(是枝裕和監督)、アニメーション映画賞に『未来のミライ』(細田守監督)がノミネートされていた。アニメーション映画賞は『スパイダーマン:スパイダーバース』が獲得した。
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是枝監督の長編13作目となる『万引き家族』は、様々な“家族のかたち”を描き続けてきた監督が、「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る、渾身の一作。『万引き家族』はカンヌ国際映画祭で最高賞パルム・ドールを獲得しており、前アメリカ大統領バラク・オバマ氏の「Favourite movies of 2018」にもリスト入りを果たしていた。
『万引き家族』は今年2月に行われる第91回アカデミー賞外国語映画賞部門のショートリスト(ノミネート前の候補リスト)にも選出されている。