工業地帯の河川敷で、未成年による凶悪な殺人事件が起きた。近くの工場で働く恭一は、偶然雑誌で事件の記事を読み、犯人が昔のバイト先の後輩だったことを知る。恭一は犯人が自分の後輩だったことをTwitterで呟くと、様々なメディアから取材の依頼が殺到。恭一は記者の取材を受けることに…。
本作は、昨年11月に同映画館にて開催された音楽×映画の祭典「MOOSIC LAB 2018」に出品され、ほか作品とは全くテイストの違う社会派の作風とそのクオリティの高さにSNS上で称賛の声が続出し、5回全て満席を記録。また、短編部門の審査員特別賞、観客賞、最優秀男優賞の3冠を受賞した。
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キャストには、今回最優秀男優賞を受賞した小西貴大、『少女邂逅』の土山茜、『カメラを止めるな!』にも出演した真魚などが出演。劇中歌は、アイドルグループ「ゆるめるモ!」が担当している。
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なお、今回の単独上映では、真魚さんが演じるYouTuber田中マオ13世のカメラに収められた映像を再編集した、スピンオフ短編も併映。さらに連日、舞台挨拶やトークイベントなども予定されている。
本作の監督・松本優作は「短編映画にもかかわらず、単独公開が決まりとても嬉しいです」と今回の上映決定を喜び、「この映画は僕自身が普段感じている日本のメディアに対しての違和感を表現しました。『いったい、何が真実なのか?』取材を通して、実際にあった出来事を脚色しながらストーリ作っていきました」と本作について説明している。
『日本製造/メイド・イン・ジャパン』は2月23日(土)~3月1日(金)連日19時~K’s cinemaにて単独公開。