※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

メーガン妃を迎えた“開かれた王室”、始まりはヴィクトリア女王だった!

ジュディ・デンチ主演『ヴィクトリア女王 最期の秘密』がメイン館で5日間連続の満席となるヒット中。そのヴィクトリア女王は、現在の“開かれた英国王室”の生みの親であったようだ。

映画 洋画ニュース
注目記事
『ヴィクトリア女王 最期の秘密』 (C)2017 FOCUS FEATURES LLC.
『ヴィクトリア女王 最期の秘密』 (C)2017 FOCUS FEATURES LLC. 全 12 枚
拡大写真
ジュディ・デンチが主演を務める、知られざる史実を基にした物語『ヴィクトリア女王 最期の秘密』。都内メイン館Bunkamuraル・シネマでは、先週1月25日(金)の公開初日から5日間連続で満席が続くなどヒットを記録中。そのヴィクトリア女王は、現在の“開かれた英国王室”の生みの親であったようだ。

>>『ヴィクトリア女王 最期の秘密』あらすじ&キャストはこちらから

SNSでは「人生においてときめきを持つことがいかに大切なことか思い知らされた」「ヴィクトリア女王 最後の秘密見てきたんだけど、めちゃくちゃ美しかった~!!!!!!」「言わずもがなジュディ・デンチの演技をスクリーンで拝める時点で100満点出ている」など、熱い感想が続々と流れている。

『ヴィクトリア女王 最期の秘密』 (C)2017 FOCUS FEATURES LLC.

■現在の英国王室の人気ナンバーワンが妃に迎えたのは…


世界で最も有名な一族といえるのが、英国ロイヤルファミリー。その中でも特にウィリアム王子とキャサリン妃夫妻、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻の4人組は“ファビュラス・フォー”と呼ばれ、言動ひとつひとつが注目を集める人気ぶり。さらに、先日発表された英機関「YouGov」が行った英王室メンバーの人気ランキングでは、ヘンリー王子が一番人気だということが明らかになった。

ヘンリー王子&メーガン・マークル-(C)Getty Images
そして今年5月に出産も控えるメーガン妃は、アフリカ系アメリカ人の母親を持つ、アメリカ人の元女優。ヘンリー王子より年上で、離婚歴もある。そのメーガン妃が伝統ある王室への仲間入りには世界が驚き、祝福したが、そこはイギリスというお国柄があってこそ。その開かれた考えは、本作でも描かれるヴィクトリア女王の価値観からきているようだ。

■ロイヤルファミリーが「世界一愛される家族」である、その理由


「何故ロイヤルファミリーは世界でこんなにも愛されているのか」。その理由のひとつには、亡きダイアナ妃も盛んに活動していた慈善事業がある。現在、ロイヤルファミリーが参加する慈善団体数は3,000を優に超えている。そして、彼らはそれをただの“お飾り”としているわけではなく、しっかりと話し合いの場に立って意見を述べている。

ヘンリー王子&メーガン妃-(C)Getty Images
メーガン妃も例外ではなく、彼女が世界の人々に受け入れられた理由に、自身が元々熱心な活動家であることも関係しているだろう。11歳のとき、テレビCMのセリフに疑問をもった彼女は当時の大統領夫人ヒラリー・クリントンに直訴の手紙を書き、そのセリフは変更されると同時に、彼女の存在を世に知らしめた。その後、彼女は俳優業をこなしながら熱心な活動を行い、いまに続いている。

■現女王エリザベス2世とヴィクトリア女王、共通する数奇な運命とは?


そしてヘンリー王子の祖母で、英国イチの即位期間を誇る現イギリス女王、エリザベス2世。そのエリザベス2世が“一番尊敬する女王”として名をあげているのが、本作の主人公であり、高祖母にあたるヴィクトリア女王。それには、2人の女王の境遇の近さが関係しているのかもしれない。

エリザベス女王-(C)Getty Images
エリザベス2世の父親はジョージ6世。『英国王のスピーチ』で描かれるように、伯父エドワード8世の駆け落ちによる退位は王室を揺るがし、ジョージ6世の王位継承は想定外のものだった。さらに直系男子がいなかったため、その父亡き後、26歳でエリザベス2世として即位する。

一方、ヴィクトリア女王の父親はジョージ3世の四男、ケント公爵エドワード。3人の兄がいるため継承順位は下位だったが、いずれの兄にも正式な結婚による子がいなかった。また、先王の存命中に彼女にも弟がいれば王冠が授けられることはなかったが、父ケント公はヴィクトリアがわずか8か月の時に早逝、18歳の若さでヴィクトリア女王として即位すると、2015年にエリザベス2世が更新するまで、63年7か月という歴代最長の在位期間を誇った。

『ヴィクトリア女王 最期の秘密』 (C)2017 FOCUS FEATURES LLC.
数奇な運命に翻弄された2人。だが、大英帝国の最盛期に君臨したヴィクトリア女王を、現女王エリザベス2世が尊敬するのは当然といえるのかもしれない。そして本作『ヴィクトリア女王 最期の秘密』で描かれるのは、晩年のヴィクトリア女王とインド人従者・アブドゥルとの身分も、人種も、年齢も越えた強い絆。

ヴィクトリアの偏見なき在り方は、いまの英国王室を形作る一因となったはず。そんな点にも注目しながら、本作を楽しんでみてほしい。

『ヴィクトリア女王 最期の秘密』はBunkamuraル・シネマほか全国にて公開中。

《シネマカフェ編集部》

特集

関連記事

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]