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アクアマン/アーサー・カリーは、人間として育てられた、海底帝国アトランティスの血を引く男。時速160キロで泳ぐことができ、人間の150倍もの力があり、あらゆる海洋生物と意思疎通ができる規格外のヒーロー。その見た目は、役を演じたジェイソン・モモアの筋骨隆々なマッチョボディと相まって、一見、“俺様ワイルド系”で少々とっつきにくいと思うかも知れない。
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■子どもたちのために「自分らしく地に足をつけていたい」
しかし、モモア自身はそんな見た目とは裏腹に、実は子煩悩。アンバー・ハード(メラ役)の待機トレーラーにメラの資料となるポスターや書籍がたくさんあったことから、「僕は、自分の娘をアンバーのトレーラーから連れ出さなきゃならなかったんだ。まだ僕の目の通していない本には、子供たちにまだ見せたくないシーンや画像があるかもしれないからね。娘の目に触れさせたくないものが含まれているかもしれないから。僕は子供たちを保護しているんだ。コミックの中にどんなバイオレンスなものが出てくるか分からないからないからね」と、父親らしい素顔を覗かせる。
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さらに、モモアは「僕は子供たちと一緒でなければ、ビジネススーツだって着こむさ。でもそれは僕のスタイルではない。そんな格好をして子供たちと一緒に写真を撮られたくはないんだ。僕はただ子供の為にも、自分らしく地に足をつけていたいんだよ」と語り、子どもたちの前では、できるだけありのままの自分でいることを明かしている。
■モモアのキャラを投影したアクアマンは「とても新鮮で現代的」
ちょっと強面なモモアが子煩悩であったとは少々驚きだが、実はこのギャップが彼の最大の魅力。本作の監督を務め、『ワイルド・スピード SKY MISSION』など世界的な大ヒット作品を次々と世に送り出してきたジェームズ・ワンは、モモア本人のキャラクターをそのままアクアマンに投影したという。
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また、アクアマンと共に海底帝国アトランティスの地上征服を止めようと奮闘するメラを演じたアンバーは「ジェイソンのおかげで、アクアマンというキャラクターはすっかり生まれ変わったわ。新生アクアマンはとても新鮮で現代的でカッコよく、ユーモアがあるのよ」と、モモア演じるアクアマンの魅力を力強く語っている。
■「僕はバットマンに勝ったんだよ!」
撮影中の激務にも関わらず常に子どもたちに目をかけ、子どもたちの前では自分に正直に生きるモモアの真面目な姿は、愛する子どもたちの心をも動かしたよう。モモアは「『アクアマン』を観た僕の子供たちは凄く驚いているよ! 僕の息子はずっとバットマンが一番好きだったんだ。でも今、彼はアクアマンが大好きになったんだ! だから僕はついにバットマンに勝ったんだよ!」と語り、愛する息子のヒーローになれたことがうれしい様子だ。
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『アクアマン』は全国にて公開中。