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2017年8月頃、新海監督が「RADWIMPS」にオファーし始まったという今回。彼らは前作と同様に脚本段階から密にミーティングを重ね、また前作以上に緻密で妥協のない作業がいまもなお繰り返されているそう。そして本作も前作同様、映画の大切なシーンで「RADWIMPS」の書き下ろした複数のボーカル曲と、劇中音楽が使われる予定だ。
「RADWIMPS」は「現在も鋭意制作中です。前作以上にストーリー作りの場にも参加させて頂き、強固なチームワークの中で作品作りができている喜びを感じています。恐らくそんじょそこらのカップルよりも頻繁に、毎日毎日新海さんとメールのやり取りをしながら作業を進めています」と制作状況を明かし、「たまに心折れそうにもなりますが、(劇中に登場する)帆高や陽菜の懸命さに負けないよう自分ももがきながら作っています。この映画を観てくださる皆さんの中に、晴れやかな気持ちが広がりますように。ぜひ、楽しみにしていて下さい」とコメントを寄せている。
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そして今回到着した予告篇にも使用されている、主題歌の一つである彼らの新曲のタイトルは、「愛にできることはまだあるかい」。新海監督が自ら編集したこの映像では、印象的な雨のシーンをはじめ、美しく繊細な映像美が広がっている。
今回「RADWIMPS」にオファーした新海監督は「『君の名は。』公開からちょうど1年となる2017年8月26日に、書き上がったばかりの『天気の子』の脚本を洋次郎さんに送りました。最初は音楽オファーのつもりでもなかったのですが、この脚本から洋次郎さんの頭の中にどんな音が聴こえてくるのかを、個人的にどうしても知りたかったのです」と言い、「その後『愛にできることはまだあるかい』を受け取って、『これは作るべき映画になる』と強く思えました。こういう体験をしたかったのだと──洋次郎さんに脚本を送った理由を、自分自身で深く納得してしまいました」と語っている。
『天気の子』は7月19日(金)より全国東宝系にて公開。