総合司会をタモリが務める「FNN報道スペシャル 平成の“大晦日”令和につなぐテレビ」は、平成最後の夜から新時代・令和の幕開けまで、約6時間半にわたり生放送し、平成という時代が終わる大きな節目に“新しい皇室のあり方”を模索されてきた天皇皇后両陛下のこれまでの歩みを独自映像と関係者から得た秘蔵エピソードでふり返る番組。
同番組内では、美智子さまの知られざるお気持ちがつづられた貴重なノートを独自入手し、それを基に世紀のご成婚と美智子さまがこれまで歩まれてきた道のりを、“東宮女官長の目線”からドラマ化したものを放送。東宮女官長・浜村時子(仮名)は、永作博美が務める。
今回新たに発表された上白石さんが演じるのは、いまから約60年前、当時皇太子だった天皇陛下のお妃選びの取材合戦の渦中にいる駆け出しの週刊誌記者・宮本ひろ子。熱心に取材を続けるうちに美智子さまに惹かれ、そして美智子さまに対する心ない批判に憤慨しながら取材を進めていく人物だ。
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ドラマへの出演に関して上白石さんは「この上なく光栄に思うと同時に背筋が伸びました」と心境を明かし、「脚本を読みながらたくさんの気づきや感動がありました。特に、美智子さまのお心模様を知るうちに、女性として、人としての尊敬と憧れが増しました。わたしが演じるひろ子もそうやって影響を受けていくので、心から共感しながら演じました」とコメントしている。
また、ひろ子の先輩記者・森富之役には、「陸王」などに出演する和田さん。ベテラン週刊誌記者の森は、ひろ子に取材のいろはから厳しく指導。ひろ子と共に皇太子さまのお妃選びの取材を続け、スクープを狙う。
昭和の時代の週刊誌記者を演じるにあたり、「人に厳しく、そして成果にこだわる姿をまっすぐに演じることを心掛けました」と和田さん。「やや嫌なヤツに見えると思いますが、それが彼の正義。昭和の面影を手繰り寄せながら役作りしました」と語っている。
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ほかにも、華族会の重鎮・藤永菊子役に若村麻由美。時代は平成に移り、ノンフィクション作家となった83歳のひろ子役を草笛光子。ノンフィクション作家となったひろ子の担当編集者・後藤成治役を町田さんが演じる。
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民間出身の美智子さまに常に批判的な目を向ける役柄を演じる若村さんは「時代に思いをはせて私たちの知り得なかった事柄をドラマとしてお楽しみください」とメッセージを寄せる。また物語のカギとなる人物で、“語り”も重要な役柄の草笛さんは「演じる者としては難しかったです。女優として演じるだけでなく、ノートの代読、和歌詠み人と、美智子さまと沿うことが多面的にあり難しかったです。このようなドラマは初めての経験でした。でも、私から美智子さまへのラブレターのつもりで演じました」とコメントしている。
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そして「この作品を通じて、僕には想像がつかない程の気高き心と信念に圧倒され、感銘を受けました」と印象を明かした町田さんは、「尊敬する大先輩、草笛さんが発するお言葉に毎回刺激を受けながら、素敵な時間を過ごさせていただきました。以前、美智子さまとお会いになられた時の貴重なお話も聞かせて頂き、美智子さまへの敬意に満ちたお芝居に今作の役どころと同じく心が弾みました」と撮影をふり返っている。
「FNN報道スペシャル 平成の“大晦日” 令和につなぐテレビ」は4月30日(火)18時30分~フジテレビにて生放送。