>>『ガルヴェストン』あらすじ&キャストはこちら
本作は、「TRUE DETECTIVE」『マグニフィセント・セブン』の脚本家ニック・ピゾラットの長編デビュー作「逃亡のガルヴェストン」を原作に、命の終わりが近いことを悟り組織に反旗を翻した殺し屋・ロイ(ベン・フォスター)と、頼る者もなく傷ついた美しい女・ロッキー(エル・ファニング)の逃避行が描かれる。

『レオン』(’95)や『ドライヴ』(’12)といった名作を彷彿とさせる繊細なストーリーテリングと映像美だけでなく、時に目を背けたくなるほどに荒々しいヴァイオレンスまでも見事に描ききった本作は、様々な映画祭に出品され高い評価を獲得した。
そんな注目の本作から到着した今回の映像では、距離が遠かったロイとロッキーの関係に変化が起こる瞬間が切り取りられている。

裏社会から追われるたロイと、娼婦として金を稼いでいたロッキーとの危険な逃避行中、2人が逃亡先として向かうのは、ロイの思い出の地であるガルヴェストン。そこで数日過ごし、見ず知らずの存在から信頼し合える関係値を築き始めた2人。ある日、レストランでロッキーの妹・ティファニーと3人で朝食をとっていると、「今夜、どこかで食事でも」と照れくさそうにディナーへ誘うロイ。

初めての誘いにロッキーは嬉しそうに快諾。そしてロッキーは真紅のドレスに身を包み、2人はガルヴェストンビーチにある、おしゃれなレストランへと向かう――。
歳が離れた男女の微妙な関係性が描かる本作だが、エルは「原作を読んだとき、何だか懐かしい感じがしたの」とコメント。「子供の頃、映画のセットの中、大人たちに囲まれていた雰囲気を感じたの。撮影の間は恋愛中みたいに、ずっと共演者と一緒だった。すごく親しくなるけど、その期間は人生の一つの章に過ぎない。限られた期間だけど、すごく密な関係だったわ」と続け、それがロッキーとロイの関係と同じものを感じるという。そして「2人の間に存在するのは深い友情と…愛よ」と本作のメッセージ性について語っている。

今回到着した映像は幸せそうなシーンだが、この後、誰も予想にもしない展開が2人を待ち受けているという。そんな予期せぬ展開を予想しながら、本作を鑑賞してみては?

『ガルヴェストン』は5月17日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。