
オープニングには『レゴ(R)ムービー2 』『ガールズ・トリップ』 などで知られる人気コメディ女優ティファニー・ハディッシュが登場。ハディッシュは、「ハリー・ポッター」シリーズの魅力を語り、ディメンター(吸魂鬼)に対するお馴染みの呪文「エクスペクト・パトローナム!」を叫んで会場を大いに盛り上げると、ゲームを開発した「Niantic, Inc.」の CEOジョン・ハンケを紹介。
ステージに上がったハンケは、「ポケモン GO」同様、地球規模のゲームとなる「魔法同盟」が、楽しいだけではなく、いかにプレイヤーにインスピレーションを与えるものになるかを説明した。

「僕らは、みなさんに外に出て、自分のまわりを探索して、そして冒険してもらいたいんだ。外の世界には発見することが出来るアドベンチャーがある」と開発意図を語ると、「僕らは、オンライン上だけで人々がつながるものではなく、人々が実際に外で相手の顔を見ながら出来るソーシャル・ゲームを提供したいんだ」とコメント。

共同開発の「WB games」副社長ジョナサン・ナイトは、「ポケモン GO」の前から「Niantic, Inc.」と「ハリー・ポッタ ー」のゲーム化の話をしていたという。「『ハリー・ポッター』ユニバースにおいて、現実の世界と魔法の世界を分けているのは微妙なラインなんだ。十分な魔法の能力があって初めて見ることが出来るその魔法の世界と、『Niantic, Inc.』の現実の世界を使ったプラットフォームはとても自然なフィットに感じられた」とコメント。

「ゲームをデザインする上では、最初からファンをまず中心に考えた。ファンたちはとてもこの世界を大切にしているからね。そして、それに忠実で、ちゃんとその世界らしいものにしながら、彼らの期待を更に上回るものを目指したんだ」と明かした。
また、「魔法同盟」はファンのレベルによって、様々な楽しみ方が出来るリッチな世界になっているとナイトは付け加えた。「ハリー、ロン、ハーマイオニー、ヒッポグリフといった魔法ワールドの象徴的でちょっと懐かしいキャラクターや魔法動物はもちろん、ホグワーツや様々な小道具が登場したり、多くのイースター・エッグや秘密がファンには用意されているよ。また、ニフラーに出会ったり、『ファンタスティック・ビースト』以降の新しいファンも楽しめるものになっているんだ」とファンにはたまらないポイントをアピール。

6月21日のアメリカ・イギリスでのリリースを前に、世界最速でゲームを試した参加者からも興奮のコメントが続々。サンディエゴから来たメケーラ・ランショーさんは、「すごく好きになった。私はすごいゲーマーじゃないけど、このゲームは直感的で簡単に使えるの。実際とても魔法を使っているように感じられたし、魔法ワールドに足を踏み入れたように感じられたのはとても良かったわ」と絶賛。

また、ジョージア州から来た「ハリー・ポッター」ファン歴18年というブリタ・ロングさんは「私が好きだったのは(ゲーム内で)ものすごく多くのことが起こっていることね。すべてをプレイするにはかなりの時間が必要だと感じたの。これは奥深いゲームなので、そのことが私の興味を何年も持続させてくれることを期待しているわ。ファンならもちろんこのゲームを深く楽しむことが出来るけど、 AR(拡張現実)ゲームのファンなら誰でも楽しめると思う」と、シリーズの大ファンとしても大満足といった様子。
日本でのリリースも、もうまもなく。これから世界中のあちこちで、呪文を唱えながら闇の魔法使いたちと戦う人たちがたくさん出没することになりそうだ。
ゲームアプリ「ハリー・ポッター:魔法同盟」は2019年内配信予定。