ストーリー
名門大学を卒業後、うだつの上がらぬ生活を送っていた主人公・和彦。ある夜、たまたま訪れた銭湯で高校の同級生・百合と出会ったのをきっかけに、その銭湯で働くこととなる。そして和彦は、その銭湯が閉店後の深夜、風呂場を「人を殺す場所」として貸し出していることを知る。また、同僚の松本は殺し屋であることが明らかになり…。
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長編第1作目となる新人監督・田中征爾が、いきなり東京国際映画祭で監督賞を受賞、ウディネファーイースト映画祭では新人監督作品賞を受賞するなど、世界各国の映画祭で評価を得ている本作。
今回解禁する予告編では、東大卒でニート、実家暮らしの主人公・和彦(皆川暢二)が、たまたま訪れた銭湯でバイトを始めるものの、その銭湯の“裏の姿”を知り、あれよあれよという間に、取り返しのつかないことに巻き込まれていく模様が描かれている。
矢部太郎、大九明子監督らが“絶賛”応援コメント
<敬称略・順不同>
銭湯という場所に行くたびに僕はなんとも言えない違和感を感じます。
日常の中にある異常。その違和感がどんどん広がっていって、怖くて、かっこよくて、面白い、素晴らしい映画になっていました!
――矢部太郎(お笑い芸人・漫画家)
登場人物が全員、絶えず魅力的。松本が金髪揺らして「仕事」するときの所作なんか超色っぽい。
プロデューサー・監督・俳優という三者の、映画作りたい、作りたい、作りたい!が沸騰した末、良い湯加減になったのでしょうね。
――大九明子(映画監督)
ノーガードで観にいったら気持ちのいいストレートパンチにノックダウン。
こんな狂気的なコメディエンターテイメントが今まであっただろうか!?
この映画は世界を席巻する日本代表だ!見届けない手はない!
――川平慈英(俳優)
突飛な設定でありつつ、若者が責任を担う喜びやライバルへの嫉妬心など、感情の機微が見事に捉えられていて感嘆。アクションも香港映画のようでオッ!と身を乗り出したし、笑いに満ちた中にジャン=ピエール・メルヴィルの香りがフッとする。新人離れした快作!
――真魚八重子(映画評論家)
何とも愛おしい映画である!
こんな奇抜なことが、本当に日常の中で起きているのかも知れない!と思わせてくれるのが不思議だった…。
物語は何気ない会話で紡がれていて、演出やカット割りも奇をてらうようなこともなく…。
しかし、いつの間にか登場人物に心を奪われている。最後には登場人物のその後が気になってしょうがなかった。
――村田雄浩(俳優)
東京国際映画祭での審査会の席、「この監督には確かな力量とビジョンがある」と、監督賞の受賞が満場一致で決まりました。突拍子もなさそうな設定でも飄々と観るものをからめとってしまう田中征爾監督、末恐ろしい!
――入江悠(映画監督)
サプライズ満載!
殺しと愛、友情と家族に関するとびきりオリジナルな物語。僕は終盤に落涙してしまいました。
新たなストーリーテラーの誕生に刮目せよ!
――矢田部吉彦(東京国際映画祭 プログラミング・ディレクター)
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『メランコリック』は8月3日(土)よりアップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、イオンシネマ港北ニュータウンほか全国にて順次公開。