主人公は、母の愛を知らずに育った王子。彼は母である女王に、ガールフレンドとの仲を反対され、拒絶される。ある日、ガールフレンドを追いかけ、ナイト・クラブへ入った王子はほかの客と揉め、つまみ出されたところをパパラッチに撮られてしまう。そして、いつしか夜の公園にたどり着き、途方に暮れる王子は生きることに疲れ、命を絶とうとする。そのとき、彼の前に一羽の凛々しい白鳥が現れる。その美しく力強い姿に王子の心は癒され、彼は生きる気力を取り戻すのだった。
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一方宮殿では、各国の王女たちを招いた舞踏会が行われていた。そこに遅れてやってきた1人の男を見て、王子は激しく動揺。その男は、公園で出会った白鳥と瓜二つだったのだ。男は次々に人々を誘惑していき、ついには女王の心までも虜にしてしまう。その光景に耐えられず起こした王子の行動が、さらなる悲劇を招くことに――。
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ローレンス・オリヴィエ賞を5回受賞し、トニー賞の優秀振付賞と最優秀ミュージカル演出賞の両方を受賞した唯一のイギリス人、マシュー・ボーン(演出・振付)。そして、トニー賞最優秀衣裳デザイン賞を受賞したレズ・ブラザーストン(舞台・衣装デザイン)らが手掛ける本作。喝采を浴びた、あのロンドン公演がついにスクリーンに舞い降りる!
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公開決定と同時に到着したポスタービジュアルでは、満月を背に凛々しく舞う、どこか妖しげな、これまでのイメージとはガラリと変わる1枚となっている。
なお、マシュー・ボーンの「白鳥の湖~スワン・レイク~」来日公演が、7月11日(木)から21日(日)までBunkamura オーチャードホールにて上演される。
『マシュー・ボーン IN CINEMA/白鳥の湖』は10月、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開予定。